こんにちは。
当サイトであるicevelを運営しているYamada(@icevel3)です。
アイスランドといえば、寒いイメージをもつ人が多いでしょう。
「アイスランドってどのくらい寒いの?」「気温ってどのくらい?」など疑問があると想います。
今回の記事では、アイスランドの天気・気温・気候事情を解説します。
アイスランドの気候の特徴
アイスランドの気候について、特徴を紹介します。
- 高緯度ながら温暖
- 予測のつかない天候
- 強風の日が多い
- 夏は日が長く・冬は短い
- 雨季はなし
- 降雪は冬
高緯度ながら温暖
アイスランドは北極圏の近くに位置しますが、夏は涼しくて冬は比較的暖かいです。
高緯度ながらアイスランドが温暖なのは、メキシコ湾流(北大西洋海流)が影響しています。
島の南側に流れるメキシコ湾流は暖かく湿った空気が流れており、海流のおかげで気温が穏やかなのです。
予測のつかない天候
アイスランドは、天気が急激に変化しやすいです。
北極の冷たい空気と大西洋の暖かい空気がぶつかるため、天候が不安定で一日で四季を感じることがあります。
天気がひんぱんに変わることから、アイスランドでは「天候が気に入らなければ、15分待てばよい」という言葉があるほどです。
強風の日が多い
一年を通して、アイスランドでは風が強い日が多いです。
夏より冬のほうが強風になる可能性が高いです。
海岸や西部フィヨルドの地域では風が強いです。
なお、傘は強風で壊れる可能性が高いので、フード付きのアウターを用意しましょう。
夏は日が長く・冬は短い
アイスランドは高緯度のため、夏は日照時間が長くて冬は短いです。
5月から8月は日が長く、特に夏至(6月20日前後)の時期は太陽がほぼ沈みません。
9月からは日照時間が短くなり、特に冬至(12月21日前後)の時期は数時間しか日が昇らないです。
雨季はなし
アイスランドに雨季はありませんが、10月から3月は降水量が多いです。
特に南海岸と西部は雨が多く降ります。
降雪は冬
アイスランドでよく雪が降る時期は11月から3月です。
特に12月と1月は降雪量が多いです。
西部フィヨルドや北部などは降雪が多く、氷河は一年中雪で覆われています。
北部の町「アークレイリ」で雪が積もるのは平均95日です。
一方、首都「レイキャビク」や南海岸の降雪量は少ない傾向があります。
レイキャビクで雪が積もるのは、平均55日です。
アイスランド一年の平均気温
アイスランドの平均気温を月別・都市別に紹介します。
平均気温 | 都市名 | |||
---|---|---|---|---|
月 | レイキャビク | アークレイリ | ホプン | 東京 |
1月 | -0.5 | -2.2 | 0.1 | 5.4 |
2月 | 0.4 | -1.5 | 0.7 | 6.1 |
3月 | 0.5 | -1.3 | 1 | 9.4 |
4月 | 2.9 | 1.6 | 3.1 | 14.3 |
5月 | 6.6 | 5.5 | 6 | 18.8 |
6月 | 9 | 9.1 | 8.6 | 21.9 |
7月 | 10.6 | 10.5 | 10.2 | 25.7 |
8月 | 10.3 | 10 | 9.8 | 26.9 |
9月 | 7.4 | 6.3 | 7.5 | 23.3 |
10月 | 4.4 | 3 | 4.8 | 18 |
11月 | 1.1 | -0.4 | 1.5 | 12.5 |
12月 | -0.2 | -1.9 | 0 | 7.7 |
※参考:Icelandic Meteorological office
※参考:Japan Meteorological Agency
レイキャビクはアイスランドの首都で、アークレイリは北部の町、ホプンは南部の町です。
緯度の高い北部は平均気温が低く、南部は平均気温が高い傾向にあります。
アイスランドの天気|四季ごとの特徴
アイスランドにも四季があります。
ここでは、春夏秋冬ごとに天気の特徴を解説します。
夏のアイスランドの天気
夏(6月〜8月)のアイスランドは一年で快適に過ごせる季節で、世界中から多くの観光客が訪れます。
夏の平均気温は10℃前後です。
レイキャビクでは、最高気温が20℃以上になるときがあり、最低気温は0℃前後です。
夏は半袖では寒いかもしれないので、上着を用意しましょう。
冬のアイスランドの天気
冬(11月〜3月)のアイスランドは一年で寒い季節ですが、オーロラや氷の洞窟などを見に観光客が訪れます。
冬の平均気温は0℃前後です。
レイキャビクの最低気温は-1℃から-3℃ほどですが、-10℃以上まで下がることがあります。
最高気温は2℃前後ですが、暖かい日は10℃以上になります。
冬のアイスランドは風が強い日も多いので、防風・防水機能のある服を用意しましょう。
春のアイスランドの天気
春(4月〜5月)のアイスランドは、気温が徐々に上がり始めて草や花が芽吹く季節です。
春の平均気温は5℃前後です。
レイキャビクの最高気温は6℃から9℃ほどで、暖かくなると10℃後半まで上がります。
最低気温は0℃から4℃ほどですが、寒い日は気温がマイナスになることがあります。
アイスランドは春でも寒くて雪が降る場合もあるので、ジャケットやコートなどのアウターを用意しましょう。
秋のアイスランドの天気
秋(9月〜10月)のアイスランドは、植物が赤・黄色・オレンジなど鮮やかに変わる季節です。
秋の平均気温は5℃前後ですが、10月は雨や風が強くなると気温以上に寒く感じるかもしれません。
レイキャビクの最高気温は7℃から10℃ほどです。
最低気温は2℃から5℃ほどですが、寒いと0℃を下回ることがあります。
アイスランドでは9月あたりからオーロラのシーズンが始まるので、夜に外出する方は暖かい服を着ましょう。
天気予報の情報はアイスランド気象庁
アイスランド気象庁(Icelandic Meteorological office)の公式サイトでは、天気予報がわかります。
アイスランド全土の気温・風・降水量だけでなく、地震・雪崩・オーロラ予報などの情報も確認が可能です。
Webサイトは日本語対応していないので、ブラウザの翻訳機能を利用しましょう。
また、Webサイトはスマートフォン未対応です。
Webサイトはスマートフォンで拡大・縮小をしながら閲覧、またはパソコンで閲覧してください。
服装で失敗しない選び方
アイスランドは年間を通して天候が変わりやすいので、服装選びは重要です。
シーズンによって最適な服装は異なりますが、どの時期でも重ね着をおすすめします。
外と屋内など温度差がある場面では、重ね着でうまく体温調整ができます。
アイスランド旅行では自然を楽しむスポットやアクティビティが多いため、汗をかいても乾きやすくインナーや動きやすい服が好ましいです。
強風や雨・雪の対策には、防水・防風機能のアウターを用意しましょう。
パンツや靴も、防水機能のあるものを推奨します。
帽子・手袋・マフラーなど、防寒対策も必要です。
【まとめ】アイスランドは温暖な気候
アイスランドの気温・天気・気候を解説しました。
アイスランドの気候の特徴を、以下にまとめました。
- メキシコ湾流の影響で比較的温暖
- 天候は変わりやすい(北極の冷たい空気とメキシコ湾流の暖かい空気がぶつかるため)
- 強風の日が多く、特に冬はその傾向が顕著
- 雨季はありませんが、10月から3月にかけて降水量が増加する
- 降雪は主に11月から3月で、特に12月と1月は多い
- 夏は日照時間が長く、冬は短い
アイスランドの平均気温を四季ごとに挙げると、以下のとおりです。
- 春:5℃前後
- 夏:10℃前後
- 秋:5℃前後
- 冬:0℃前後
アイスランドでは1日で四季を感じるほど天候が変化するので、暖かい服装をおすすめします。
天気予報は、アイスランド気象庁を参考にしましょう。