こんにちは。
当サイトのicevelを運営しているYamada(@icevel3)です。
突然ですが、皆さんはアイスランドがどんな国かご存知でしょうか。
「氷がある国なんじゃない?」
「自然が豊かな国のイメージ」
「ヨーロッパに位置している国でしょ?」
などと想う方もいるでしょう。
最近では、テレビや雑誌などのメディアでアイスランドの注目度が高まる一方、日本語で読めるまとまった情報はまだ少ないのが現状です。
アイスランドは日本と同じく島国で、ヨーロッパ最大の氷河や約30もの活火山があることから「氷と炎の国」と呼ばれています。
今回の記事では、アイスランドの基本情報・歴史・自然を紹介します。
※2026年3月28日:最新情報に更新しました
アイスランドの基本情報
アイスランドの基本情報を紹介します。
国名:アイスランド共和国

- 日本語:アイスランド共和国
- アイスランド語:Lýðveldið Ísland
- 英語:Republic of Iceland
アイスランド語では「Ísland(イースラント)」という表記です。
国名の由来は、ヴァイキングの「フローキ・ビリガルズソン」がアイスランド沿海に浮かぶ流氷を見て名付けたといわれています。
位置:北ヨーロッパの北大西洋上

アイスランドは北ヨーロッパの北大西洋上に位置しており、グリーンランドとノルウェーの間にあります。
アイスランドの一部は北極圏に含まれています。
首都:レイキャビク
- 日本語:レイキャビクまたはレイキャヴィーク
- アイスランド語:Reykjavík(Reykjavíkurborg)
- 英語:Reykjavik
レイキャビクは世界で最北の首都です。
地名の由来は「Reykur (煙)」「Vik (湾)」といわれています。
アイスランドに初めて入植してきた人物が、その地域周辺にある温泉の蒸気を見て、レイキャビクと名付けたとされています。
人口:約39万人
アイスランド統計局のデータによると、2026年1月1日時点でアイスランドの人口は39万4,324人です。
レイキャビクには13万9,804人が住んでいます。
面積:103,125Km²
アイスランドの面積は、北海道と四国を足したほどです。
時差:-9時間
日本とアイスランドの時差は-9時間です。
たとえば、日本がお昼12時ならアイスランドは深夜3時です。
平均気温:比較的暖かい
| レイキャビク | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 平均気温(℃) | -0.5 | 0.4 | 0.5 | 2.9 | 6.6 | 9 | 10.6 | 10.3 | 7.4 | 4.4 | 1.1 | -0.2 |
※参考:Climatological data. Icelandic Meteorological Office. https://en.vedur.is/climatology/data/
アイスランドは高緯度に位置していますが、年間を通してそれほど寒くありません。
平均気温が比較的暖かい理由は、メキシコ湾流(暖流)の影響です。
暖かく湿った空気が流れ込むため、同緯度のほかの地域と比べると温暖な気候となっています。
ただし、ハイシーズンの夏(6月〜8月)は平均気温10℃前後で半袖でも過ごせますが、日陰では肌寒くなることがあります。
冬(11月~3月)は風が強くて体感温度がマイナスになることがあるので、防寒・防風対策は必要です。
アクセス方法:直行便はなし
2026年時点で、日本からアイスランドへの直行便はありません。
日本からヨーロッパの空港を乗り継いでアイスランドへ行くのが一般的なアクセス方法です。
また、日本からアメリカを経由してアイスランドへ行く方法もあります。
公用語:アイスランド語
アイスランド語は、非常に難しい言語の一つとして知られています。
アイスランドの言葉は1,000年以上前から変わっておらず、ほとんどの人がアイスランド語を話せます。
ほかにも、アイスランドでは英語をしゃべれる方が多く、看板などの表記も英語が多いです。
ただし、地方に住むご年配の方は英語を話せない場合があります。
通貨:アイスランド・クローナ(ISK)
- 日本語:アイスランド・クローナ
- アイスランド語:íslensk króna
- 英語:Icelandic Krona
アイスランド・クローナの国際通貨コード(ISO 4217)は「ISK」で、通貨記号は「kr」です。
クローナ(Króna)は単数形の呼び方で、複数形はクローヌル(Krónur)といいます。
アイスランド・クローナの硬貨は5種類(1・5・10・50・100)で、紙幣は5種類(500・1,000・2,000・5,000・10,000)です。
旅行の繁忙期:6月〜8月
アイスランド旅行の繁忙期は、6月から8月の夏です。
夏は快適な気温で降水量も少ないため、外国人観光客が多く訪れます。
ほかにも、夏のアイスランドは日が長くて観光できる時間が多いです。
チップ:不要
アイスランドではチップを払う制度がないので、お店で渡す必要はありません。
レストランでもチップを払わなくても問題ありません。
宗教:キリスト教
アイスランドの全人口の約80%が、福音ルーテル派のキリスト教徒です。
治安:比較的安全な国
民間の研究機関である経済平和研究所(IEP)が、世界各国・地域における平和を相対的に数値化したデータ「世界平和度指数」の2025年版によると、対象とした163ヵ国中、アイスランドは世界第1位でした(2009年以降の17年連続1位)。
水道水:安全に飲める
アイスランドの水道水は、一般的にそのまま飲めます。
水源のほとんどは地下の湧水で、長い年月をかけてろ過された不純物がほとんどない水です。
電源プラグ・電圧:Cタイプ・220V
アイスランドの電源プラグは、Cタイプが主流です。
日本のAタイプとは異なるので、変換プラグを用意する必要があります。
電圧は220V・周波数は50Hzです。
日本は100Vなので、海外未対応の電化製品をアイスランドで使用する場合は変圧器を用意しましょう。
世界遺産:3つ
アイスランドには、3つの世界遺産があります。
シンクヴェトリル国立公園は世界文化遺産、スルツェイは世界自然遺産、ヴァトナヨークトル国立公園は世界自然遺産にそれぞれ登録されています。
アイスランドの歴史の始まりはヴァイキング

アイスランドの歴史を紐解くと、ヴァイキングが関係しています。
書物「植民の書」によると、もともとアイスランドには人が住んでいませんでした。
初めて定住したのは874年で、その人物はヴァイキングのインゴルフル・アルトナルソンと妻のハットルヴェイグといわれています。
家族間のトラブルを機に、インゴルフルとハットルヴェイグは家畜とともにノルウェーを船で脱出しました。
そして、たどり着いたのが現在のレイキャビクにあたる場所です。
そのあと、ノルウェー・スコットランド・アイルランドなどからヴァイキングがアイスランドに移住するためにやってきたとされています。
アイスランドへの移住は、10世紀ごろまで続いたとされています。
氷だけじゃない!アイスランドの大自然
アイスランドの漢字表記は「氷島」「氷洲」「氷州」なので、氷を連想する方も多いのではないでしょうか。
しかし、アイスランドは氷だけではありません。
アイスランドでは地形から気象現象まで、多彩な自然を楽しめます。
- 火山
- 氷河
- 溶岩洞窟
- オーロラ
- 温泉
- 滝
- 黒い砂浜
それぞれ詳しく解説します。
火山
アイスランドは火山が多い国です。
国内には約130の火山があり、活動中の火山は約30です。
アイスランドは、ユーラシアプレートと北アメリカプレートの境界に位置しています。
それぞれのプレートが引き離されることで、マグマが上昇しやすく、火山噴火が起きやすいのです。
近年はレイキャネス(Reykjanes)半島で噴火が頻発しており、2021年から2024年にかけて毎年噴火が確認されました。
噴火を間近で見られるとして、国内外から多くの観光客が訪れました。
なお、アイスランドでは火山でハイキングやトレッキングができます。
火山の活動状況によっては立ち入りが禁止される場合もあるので、注意が必要です。
氷河

氷河とは、長い年月をかけて積もった雪が圧縮されて氷となり、重力によって流れる巨大な氷の塊です。
アイスランドには名前の付いた氷河が269あって、国土の面積の約10%を占めています。
なかでも、ヴァトナヨークトル(Vatnajokull)の面積は約8,000km²と、ヨーロッパで最大規模を誇ります。
アイスランドの氷河で観光客に人気なのが、氷の洞窟ツアーです。
氷の洞窟は、氷河内部を流れる融解水によって形成される自然の洞窟です。
外からの光が洞窟内に差し込むと、周辺の氷に反射して、洞窟が美しいコバルトブルーに輝きます。
ほかにも、アイスランドの氷河ではスノーモービルやハイキングなどのツアーが行われています。

氷の洞窟ツアーに参加しましたが、コバルトブルーの景色は今でも思い出します!
洞窟内へ行くには、専門のガイドと同行しましょう。
溶岩洞窟

アイスランドの各地には、溶岩洞窟があります。
溶岩洞窟とは、火山噴火に伴う溶岩流によって形成される空間です。
溶岩流の表面が先に冷えて固まり、内部の溶岩が流れ出ることで空洞が生まれます。
アイスランドにある溶岩洞窟の中でも、ロイヴァルホゥルスヘットリル(Raufarhólshellir)はレイキャビクから車で約30分とアクセスしやすく、旅行者に人気です。
ロイヴァルホゥルスヘットリルは、アイスランドで4番目に長い溶岩洞窟で、全長は1,360mあります。
洞窟の幅は10m〜30m、天井の高さは最大10mです。
ロイヴァルホゥルスヘットリルには、季節を問わず訪れることができます。
オーロラ

オーロラを見られる国はいくつかありますが、アイスランドはオーロラ観測に適した国です。
レイキャビクでは、街中でもオーロラを見られます。
首都の市街地でオーロラを観測できる国は珍しく、アイスランドはその代表格といわれています。
オーロラは高緯度の地域でよく見られますが、そのような地域では冬の気温がマイナス20℃以上になることも珍しくありません。
一方、アイスランドの最低平均気温はマイナス一桁ほどと、オーロラ観測しやすい環境なのです。

9月から4月の時期になると、レイキャビクからオーロラツアーが毎日開催されています。
オーロラの時期にアイスランドに行きましたが、滞在中は天候の関係で見れませんでした…(次こそは絶対見たい!)
温泉

アイスランドの各地には温泉や間欠泉が点在し、大自然の中で湯に浸かることができます。
2つのプレートの境界に位置するアイスランドでは、マグマが地表近くまで上昇しやすい環境です。
これによって地下水が温められ、温泉や間欠泉として地上に湧き出ます。
アイスランドにある温泉の中でも、ブルーラグーン(Blue Lagoon)は有名な温泉施設です。
ブルーラグーンには面積が約8,700㎡もの露天風呂があって、世界最大級です。
温泉は地熱で温められた海水と淡水の混合で、水の色はターコイズブルーになります。
水中に多く含まれるシリカは、肌への働きかけが期待されており、美肌効果があるといわれています。

ブルーラグーンはアイスランドで1位・2位を争う観光スポットなので、インターネットで事前に予約をしましょう。
滝

アイスランドには、大小さまざまな規模の滝が1万以上あるといわれています。
アイスランドで滝が多い理由の一つが、氷河の存在です。
氷河が溶けて水が流れることで、滝が形成されます。
滝のスポットが数多くあるアイスランドですが、中でもセリャラントスフォス(Seljalandsfoss)はレイキャビクから日帰りで行ける落差60mの滝です。
セリャラントスフォスは、滝の裏側に回り込むことができ、迫力のある水しぶきと音を間近に感じられます。
夕暮れ時には滝の裏側から沈む太陽を望むことができ、訪れた人を魅了する光景として知られています。
黒い砂浜

アイスランドには、黒い砂浜(ブラックサンドビーチ)があります。
黒い砂は細かくなった玄武岩で、火山岩の一種です。
火山活動によって流れ出た火山岩が海に到達すると、急速に冷やされて細かく砕けます。
小さな石となった玄武岩は、波で地上に打ち上がることで黒い砂浜が形成されます。
アイスランドで有名な黒い砂浜は、レイニスフィヤラ(Reynisfjara)です。
南海岸に位置し、何キロにもわたって黒い砂浜が続いています。
レイニスフィヤラには、海に突き出た柱上の岩や玄武岩の岩壁があって、世界中から観光客が訪れています。
年間を通して波は強くて危険なので、近づかないように注意が必要です。
アイスランドの動物たち

アイスランドには、家畜や野生動物が生息しています。
ヴァイキングがアイスランドに入植したとき、羊・牛・馬など多くの家畜も一緒にやってきました。
陸にはホッキョクギツネが生息しており、人間が入植する以前からいる在来哺乳類です。
季節によって毛色が変わるのが特徴的で、周辺の環境に合わせて夏は茶色・灰褐色、冬は白色・薄灰色の姿になります。
アイスランドの海域には、イルカやクジラなどさまざまな生き物が生息しており、港からホエールウォッチングツアーが開催されています。
また、アイスランドは留鳥から渡り鳥まで多様な種類が集まる、野鳥の楽園です。
なかでも、パフィン(ニシツメドリ)はその愛くるしい姿から地元の人たちに親しまれています。
世界最北の首都レイキャビクは見どころがたくさん!

アイスランドの見どころは大自然だけではありません。
レイキャビクは世界最北の首都で、全人口の3分の1が暮らしています。
レイキャビクの主な見どころは、以下のとおりです。
- スペースシャトルのような外観のランドマークタワー
- 絵本の世界のようなカラフルな建物
- パブ・バーでのナイトライフ
スペースシャトルのような外観であるレイキャビクのランドマークタワー

レイキャビクには、「ハットルグリムス教会(Hallgrímskirkja)」というランドマークタワーがあります。
ハットルグリムス教会は、町の中心部に位置するアイスランド最大の教会です。
教会の高さは74.5mで、レイキャビクでは1番高い建物になります。
教会を設計したのは、アイスランドを代表する建築家のグズヨン・サミュエルソンです。
1945年に建設が開始され、41年後の1986年に完成しました。
ハットルグリムス教会は外観が特徴的で、その姿からスペースシャトルや鳥に例えられています。
教会の内部には全長15m、重さ25トンのパイプオルガンがあり、ドイツのオルガン職人であるヨハネス・クライスによって作られました。
塔には展望台があって、レイキャビクの町並みを一望できます。
絵本の世界のようなカラフルな建物

レイキャビクには、北欧らしいカラフルな建物が点在しています。
アイスランドの家がカラフルなのは、1800年代後半からです。
イギリスから輸入された建材の波板を錆から守るために塗料が塗られるようになり、それが現在のカラフルな外観につながっています。
さらに、長く暗い冬の時期に鮮やかな色が気分を明るくしてくれる効果も、カラフルな建物が根付いた理由の一つです。
ハットルグリムス教会の展望台で360度レイキャビク市内を一望すれば、まるで絵本の中に迷い込んだような景色を楽しめます。
パブ・バーでのナイトライフ

レイキャビクのダウンタウンにはパブやバーが集まっており、お酒を楽しむ文化が根付いています。
ほとんどの店舗は入場無料です。
パブやバーに出かける場合は、あまり飲みすぎないようにしてください。
なお、アイスランドではスーパーやコンビニなどでアルコールを購入できません。
宿泊施設で飲みたい場合は、国営酒販店のヴィンブージン(Vínbúðin)を利用しましょう。
ほかにも、アイスランドの空港「ケプラヴィーク国際空港」にある免税店でもお酒の購入ができます。
【まとめ】アイスランドを訪れてみよう!
北欧の国アイスランドを紹介しました。
今回の記事のまとめは以下のとおりです。
- アイスランドは、北ヨーロッパの北大西洋に位置する島国
- レイキャビクは、世界最北の首都
- 面積は北海道と四国を足したほど
- 高緯度ながら、メキシコ湾流の影響で比較的温暖な気候
- 火山・氷河・オーロラなど、自然が豊か
- ホッキョクギツネ・クジラ・パフィンなど、多様な野生動物が生息している
今回の記事を見て、少しでもアイスランドに興味をもってくれたら嬉しいです。
日本から簡単に行ける距離ではないですが、アイスランドでしか体験できない自然や文化が待っています。

初めての海外旅行がアイスランドで本当によかったと感じています。




