アイスランドにある3つの世界遺産【各観光スポットを解説】

アイスランドにある3つの世界遺産【各観光スポットを解説】

こんにちは。
当サイトであるicevelを運営してるYamada(@icevel3)です。

「氷と炎の国」と呼ばれるほど自然が豊かな国のアイスランド。
アイスランドには、ユネスコに認定された世界遺産があります。

「アイスランドにはどんな世界遺産があるの?」

など、知りたいことがあると想います。

今回の記事では、アイスランドの世界遺産を解説しています。
海外旅行や留学などでアイスランドへ訪れる方は参考にしてください。

アイスランドの世界遺産は3つ

2024年時点で、アイスランドには世界遺産が3つあります。

名前種類登録年
シンクヴェトリル国立公園世界文化遺産2004年
スルツェイ世界自然遺産2008年
ヴァトナヨークトル国立公園 –
炎と氷のダイナミックな自然
世界自然遺産2019年

各世界遺産の詳細を解説していきます。

シンクヴェトリル国立公園

ログベルグ(Lögberg)の跡地

ログベルグ(Lögberg)というアルシングの中心地だったところ

シンクヴェトリル国立公園(Þingvellir National Park)は、アイスランドの南西部にある国立公園です。
2004年に世界文化遺産として登録されました。

シンクヴェトリル国立公園の広さは2万4,000ヘクタールで、一部が世界遺産になっています。

930年、シンクヴェトリル国立公園の地ではアルシングという世界最古の議会が始まりました。
アルシングは入植者のヴァイキングによって設立され、議会は1798年まで開催されました。

議会は毎年夏の2週間にわたって開催され、アイスランド全土からシンクヴェトリルに人々が集まります。
開催期間中はテントを建ててキャンプをしていました。

シンクヴェトリル国立公園は、アイスランドの歴史を語るうえで重要なところです。

なお、シンクヴェトリル国立公園は、観光客に人気のルートであるゴールデンサークルに含まれています。
ゴールデンサークルのエリアを回るツアーが、1年中開催されています。

スルツェイ

スルツェイ(Surtsey)

スルツェイ(Surtsey)は、アイスランドの南にある火山島です。
2008年に世界自然遺産として登録されました。

スルツェイ島はアイスランド本島から約32km先の海上に位置しており、1963から1967年の火山活動で誕生しました。
1965年には島が自然保護区に指定され、科学者以外の一般人は上陸できません。
人間の干渉を受けず、生態系の変化の過程を知ることができる島です。

スルツェイという名前は、アイスランド語で「ストルの島」からきています。
スルト(Surtr)とは、北欧神話に登場する巨人です。

スルツェイへは上陸できませんが、島の周りをカヤックやボートで近づくツアーが開催されています。

ヴァトナヨークトル国立公園 – 炎と氷のダイナミックな自然

ヴァトナヨークトル国立公園(Vatnajökull National Park)

ヴァトナヨークトル国立公園(Vatnajökull National Park)は、アイスランドの南東にある国立公園です。
2019年に世界自然遺産として登録されました。

2008年6月7日にスカフタフェットル国立公園とヨークルスアゥルグリューフル国立公園が統合され、ヴァトナヨークトル国立公園が誕生しました。

ヴァトナヨークトル国立公園はアイスランドの国土の約14%を占めており、ヨーロッパで2番目に広い国立公園です。

国立公園にあるヴァトナ氷河の面積は約8,100km2で、ヨーロッパ最大の氷河です。
氷河の下にはいくつもの火山があり、なかには活動中の火山もあります。

ヴァトナヨークトル国立公園は、氷河と火山が共存する世界でもめずらしいところです。

ヴァトナヨークトルでは、氷の洞窟や氷河のハイキングなどのアクティビティが観光客に人気です。

ほかにも、ヨークルスアゥルロゥン氷河湖ダイヤモンドビーチなどもヴァトナヨークトル国立公園に訪れたら多くの方が立ち寄ります。

なお、ヴァトナヨークトル国立公園から首都のレイキャビクまでは約300km以上離れています。

アイスランド|世界遺産の暫定リスト

2024年時点で、アイスランドの世界遺産の暫定リストは6件あります。

名前記載年
ブレイザフィヨルズル自然保護区 2011年
ミーヴァトンとラクサ 2011年
ヴァイキングの記念碑と遺跡 /
シンクヴェトリル国立公園
 2011年
シンクヴェトリル国立公園 2011年
ターフハウスの伝統 2011年
トルヴァヨークトル火山システム /
フィヤラバク自然保護区
 2013年

暫定リストとは、世界遺産条約に締約した国が世界遺産へ登録するのがふさわしいと考える推薦候補のリストです。

アイスランドで6件ある暫定リストの中から、次の世界遺産に選ばれるかもしれません。

ここからは、アイスランドの暫定リストに選ばれている世界遺産の候補を解説していきます。

ブレイザフィヨルズル自然保護区

ブレイザフィヨルズル(Breiðafjörður)にあるElliðaey

ブレイザフィヨルズル(Breiðafjörður)は、アイスランド西部にある遠浅の湾で自然保護区になっている場所です。
湾の幅は約50kmで長さは125kmあり、約3,000の島と小島、岩礁などが点在しています。

ブレイザフィヨルズルは山に囲まれた湾です。
湾の入口の北側にそびえる山は、約1,500万年前に形成されました。
湾の南側にあるスナイフェルス半島には、スナイフェルスヨークトルやキルキュフェットルなどの山があります。

ブレイザフィヨルズルにはウミガラス、オジロワシ、コクガンなど約50種の野鳥が生息しており、バードウォッチングに最適な場所です。

湾には、ハイイロアザラシやゴマフアザラシなどが見られます。
ほかにも、ネズミイルカ、シロイルカ、ミンククジラ、シャチなどの哺乳類も見られる可能性があります。

ミーヴァトンとラクサ

ミーヴァトン(Mývatn)

ミーヴァトン(Mývatn)はアイスランド北部にある火山湖で、その湖から流れている川がラクサ(Laxá)です。

ミーヴァトンはアイスランド語で「ユスリカの湖」を意味し、湖に生息するユスリカという虫に由来します。
湖の大きさは37 km2で、アイスランドで4番目に広い湖です。

一方、ラクサ川はアイスランド語で「サーモン」を意味し、川にはブラウントラウトが生息しています。

火山活動が活発な地域であるミーヴァトンやラクサ川には、さまざまな生物がいます。

湖や川の周辺には水鳥が多く見られ、特にアヒルだけでも15種類が生息しており、まさに野鳥の楽園です。

ほかにも、ミーヴァトンにはマリモが生息しています。
湖の汚染が原因で一時期は消えたといわれましたが、近年では改善されて小さなマリモが生息しています。

ミーヴァトン湖やラクサ川を含む周辺地域は、自然保護区に指定されています。

ヴァイキングの記念碑と遺跡 / シンクヴェトリル国立公園

Johan Peter Raadsig作「Ingolf tager Island i besiddelse」

Johan Peter Raadsig作「Ingolf tager Island i besiddelse」
絵画の中心にいる人物は、アイスランドの最初の入植者であるインゴルフル・アルトナルソン

ヴァイキングの記念碑と遺跡(Viking Monuments and Sites)は、6カ国から推薦された9つの登録候補地の一つです。

前述のように、シンクヴェトリル国立公園はヴァイキングが設立したアルシングという議会があった場所です。

アルシングの跡地には、芝と石で造られた約50の仕切り席の断片や、地下に埋もれている10世紀の遺跡などが見つかっています。

シンクヴェトリル国立公園でヴァイキングの遺跡が見つかったのはごく一部ですが、ヴァイキング時代で歴史的な価値のある場所です。

シンクヴェトリル国立公園

ギャウ(gjá)

シンクヴェトリル国立公園は、世界文化遺産に登録済みですが、世界自然遺産の登録を目指して暫定リストに掲載されています。

シンクヴェトリル国立公園は、海嶺(かいれい)が地上にあるめずらしいところです。

アイスランドは、北アメリカプレートとユーラシアプレートの間に位置しています。
両方のプレートが引っ張られてできた大西洋中央海嶺のほとんどは海底にありますが、アイスランドの各地では地上で見られるのです。

プレートの裂け目は、アイスランド語でギャウ(gjá)といいます。
シンクヴェトリル国立公園で規模の大きいギャウの場所はアルマンナギャウ(Almannagjá)といい、長さは8kmあります。

さらに、シンクヴェトリル国立公園にあるシンクヴァトラヴァトン(Þingvallavatn)という湖は、淡水魚の種類が豊富です。
アイスランドにいる5種類の淡水魚のうち、3種類(ブラウントラウト・ホッキョクイワナ・トゲウオ)が湖に生息しています。

ターフハウスの伝統

ターフハウス(Turf House)

ターフハウス(Turf House)は、壁と屋根に芝を張った家です。

家の主な材料は石、木、芝、土などです。
平らな石を積み上げて土台を作り、木を枠にして、その上に何層もわたって芝をおおって家が建てられます。

ターフハウスの歴史は、ヴァイキングがアイスランドに入植してきた9世紀までさかのぼります。
厳しい気候のアイスランドでは豊富な資源が少なく、白樺の木や溶岩石、芝生などしかありませんでした。
芝生は断熱効果があるため、家の材料として採用されました。

ヨーロッパの各国と比べて歴史のある建物が少ないアイスランドですが、ターフハウスは歴史のある建物です。

20世紀以降、ターフハウスに住む人はほとんどいませんが、今でもアイスランドの各地に建物は現存しています。
なかでも、ターフハウスがあるアゥルバイル野外民族博物館(Árbær Open Air Museum)は、レイキャビク市内にあるのでアクセスしやすいです。

トルヴァヨークトル火山システム / フィヤラバク自然保護区

フィヤラバク自然保護区(Fjallabak Nature Reserve)

トルヴァヨークトル(Torfajökull)は、アイスランド南部にある流紋岩質の成層火山、カルデラ、卓状火山(氷河の下にある火山)など、複数の火山の総称です。

北にあるミールダルスヨークトルという氷河と、南にあるソゥリスヴァトンという湖の間にトルヴァヨークトルが位置しています。

トルヴァヨークトルの標高は最大約1,200mで、面積は約15 万km2です。
最後に火山が噴火したのは記録上で1477年です。

一方、フィヤラバク自然保護区(Fjallabak Nature Reserve)は1979年に保護区に指定された場所で、一部のエリアはトルヴァヨークトルに属しています。
自然保護区の面積は約4万7,000haで、ハイキングコースとしても有名なところです。

地質学的にもユニークな場所がトルヴァヨークトルになります。

【まとめ】アイスランドの世界遺産を見にいこう!

アイスランドの世界遺産を解説しました。

2024年時点で、アイスランドには3つの世界遺産があります。

さらに、アイスランドの世界遺産の暫定リストは6件あります。
暫定リストの中から、次の世界遺産に選ばれるかもしれません。

アイスランドの歴史や自然に興味をもった方は、世界遺産の土地を訪れてみてはいかがでしょうか。

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【参考サイト】
Þingvellir National Park
Surtsey
Vatnajökull National Park – Dynamic Nature of Fire and Ice
Breiðafjörður Nature Reserve
Mývatn and Laxá
Viking Monuments and Sites / Þingvellir National Park
Þingvellir National Park
The Turf House Tradition
Torfajökull Volcanic System / Fjallabak Nature Reserve