シンクヴェトリル国立公園の観光ガイド

シンクヴェトリル国立公園の観光ガイド

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こんにちは。
当サイトであるicevelを運営しているYamada(@icevel3)です。

手つかずの大自然が残っているアイスランドには「シンクヴェトリル」というスポットがあります。

シンクヴェトリルは、年間をとおして旅行者が多く集まる観光スポットです。

「シンクヴェトリルはどんなところ?」
「シンクヴェトリルの見どころを知りたい!」

など、疑問や知りたいことがあると想います。

今回の記事では、シンクヴェトリルの見どころや観光の最適な時期、行き方を解説しています。

シンクヴェトリルとはアイスランドにある国立公園

シンクヴェトリルとは、アイスランドの南西部にある国立公園です。
英語では「Thingvellir」といい、アイスランド語では「Þingvellir」といいます。

シンクヴェトリル国立公園は「ゴールデンサークル」と呼ばれるアイスランドで人気の観光ルートに含まれており、人気のスポットです。

国立公園の広さは2万4,000ヘクタールで、東京ドーム約5,133個分です。

シンクヴェトリルは1930年に国立公園に指定され、2004年にはユネスコの世界文化遺産に登録されました。

世界最古の議会があった

シンクヴェトリル国立公園には、議会の「アルシング(Althing)」がありました。

アルシングは、930年にシンクヴェトリルで設立された世界最古の議会です。

アイスランドの首都であるレイキャビクに移るまで、アルシングは1798年まで開催されました。

1881年、レイキャビクに建設された国会議事堂は、今でもアルシングと呼ばれています。

シンクヴェトリル国立公園の見どころ

観光客に人気のスポットである、シンクヴェトリル国立公園の見どころを紹介していきます。

  • 大地の裂け目が見れる
  • スキューバダイビングとシュノーケリングができる
  • ハイキングをする
  • 滝を見る
  • 湖で釣りができる
  • 乗馬ができる
  • キャンプができる
  • オーロラ観測に最適

大地の裂け目が見れる

アルマンナギャウ(Almannagjá)

シンクヴェトリル国立公園では、地上で大地の裂け目が見れます。

大地の裂け目の正体は、北アメリカプレートとユーラシアプレートです。

アイスランドは2つのプレートの上に位置していて、シンクヴェトリル国立公園は地上でプレートが見れます。

地球にあるプレートの境目のほとんどは海底にありますが、アイスランドは地上でプレートの境目を見れる珍しいところです。

ユーラシアプレートと北アメリカプレートは、現在でも広がりつづけおり、年に2〜3cmほど新しい大地が誕生しています。

シンクヴェトリル国立公園のビジターセンター近くには、アルマンナギャウ(Almannagjá)という大地の裂け目があります。

アルマンナギャウは、遊歩道で2つのプレートの間を通り抜けることができます。

Yamada
Yamada

「裂け目」はアイスランド語で「gjá」といい、日本語読みでは「ギャウ」や「ギャオ」といいます。

スキューバダイビングとシュノーケリングができる

シンクヴェトリル国立公園にある大地の裂け目では、スキューバダイビングやシュノーケリングができます。

シンクヴェトリル国立公園でスキューバダイビング、シュノーケリングが許可されているスポットは「Silfra」と「Davidsgja」です。

スキューバダイビングやシュノーケリングをするには、事前の許可が必要です。
また、スキューバダイビングはダイビングライセンス(Cガード)がいります。

Silfra

Silfra(シルフラ)は、1789年に2つのプレートの活動による地震で誕生しました。
地震によってプレートの間で亀裂が起きて、ラングヨークトル氷河から溶け出した水が地下に溜まり、泉ができました。

シルフラの水は透明度が高く、100m先でも視界が見れます。

シルフラの水は、ラングヨークトル氷河から常に流れてくるので、水が凍ることはほとんどありません。
水温は年間をとおして2°C〜4°Cほどです。

シルフラの深さは最大63mですが、ダイビングで潜水する深さは約10mほどです。

Davíðsgjá

Davíðsgjá(David’s Crack)は、地元のダイバーに人気のスポットです。

Davíðsgjáではマスやイワナなどの淡水魚が生息しているので、一緒に泳ぐこともできます。

Davíðsgjáの深さは最大116mほどで、シルフラよりも深いです。

ハイキングをする

シンクヴェトリル国立公園には、ハイキングコースがいくつかあります。

国立公園は高低差がそれほどないので、初心者の方でも気軽にハイキングができます。

シンクヴェトリル国立公園で人気のハイキングコースは、Öxarárfossという滝があるルートです。

滝を見る

Öxarárfoss

シンクヴェトリル国立公園にはÖxarárfossという滝があり、観光客が集まるスポットです。
Öxarárfossは、アルマンナギャウにある滝です。

滝の高さは13mで、幅は平均20mほどです。
滝が落ちる下近くには、大きな岩が点在しています。

Öxarárfossの水はÖxará川から流れてきて、最終的にはシンクヴァトラヴァトン湖に到達します。

ハイシーズンの夏ではÖxarárfossに多くの観光客が訪れ、真冬では滝が凍ります。

Öxarárfossは、アイスランドにある滝のなかでは小さいですが、自然を感じられるスポットです。

湖で釣りができる

シンクヴェトリル国立公園にはシンクヴァトラヴァトン(Þingvallavatn)という湖があり、そこで釣りができます。

シンクヴァトラヴァトンで生息している魚は、北極イワナ、ハリヨ、ブラウントラウトなどです。

シンクヴァトラヴァトンで釣りができるシーズンは、5月初旬から9月中旬までです。

アイスランドに釣り道具を持ち込むときには、消毒が必要です。

アイスランドにあるケプラヴィーク国際空港では、入国前に釣り道具を税関職員に渡せば、有料で消毒をしてくれます。

釣り好きの方は、シンクヴァトラヴァトン湖で釣りをするのもよいでしょう。

乗馬ができる

シンクヴェトリル国立公園では、乗馬ができます。

アイスランドには、アイスランド・ホース(Icelandic Horse)という種類の馬が生息しています。
アイスランド・ホースは足が短くて背が低く、性格は温厚です。

国立公園内には、馬が歩く専用のコースが2つあります。

アイスランドにある旅行会社では、シンクヴェトリル国立公園で乗馬ツアーを提供しています。

乗馬をしながら、アイスランドの大自然を体験するのもよいでしょう。

キャンプができる

シンクヴェトリル国立公園には、2つのキャンプ場があります。

一つは、Leirarにあるキャンプ場です。
キャンプ場の近くには、観光案内所があります。
Leirarのキャンプ場は、4つのエリア(Fagrabrekka、Syðri-Leirar、Hvannabrekka、Nyrðri-Leirar)に分かれています。

もう一つは、Vatnskotにあるキャンプ場です。
このキャンプ場は、シンクヴァトラヴァトン湖の近くにあります。

シンクヴェトリル国立公園のキャンプ場を利用するのに、予約は不要です。
キャンプ場は6月初旬から9月末までオープンしており、利用には費用が発生します。

シンクヴェトリル国立公園の素晴らしい景色を見ながら、キャンプ泊をするのもよいでしょう。

オーロラ観測に最適

シンクヴェトリルのオーロラ

シンクヴェトリル国立公園は、オーロラ観測に適した場所です。

オーロラは町の明かりや月の光などの影響が少ないほど、観測として高条件です。

シンクヴェトリル国立公園の周辺は大きな町がないので、オーロラ観測に高条件のスポットです。

シンクヴェトリル国立公園に訪れる最適な時期

シンクヴェトリル国立公園では、1年をとおして観光できます。

アイスランドのベストシーズンである夏(6月〜7月)は、太陽の日照時間が長くて冬よりも観光できる時間が多くとれます。

人が多くて寒い時期を避けたい場合は4月〜5月、9月〜10月あたりが最適な時期です。

シンクヴェトリル国立公園でオーロラを観測したい場合、最適な時期は9月から4月ぐらいです。

シンクヴェトリル国立公園への行き方

レイキャビクからシンクヴェトリルへの距離を地図にしたイラスト

アイスランドの首都「レイキャビク」からシンクヴェトリル国立公園への行き方は、主に2種類あります。

  • レンタカーで行く方法
  • ツアーで行く方法

それぞれの行き方を解説していきます。

レンタカーで行く方法


アイスランドは鉄道が走っていないので、レンタカーを借りて旅行をする方がいます。

レイキャビクからシンクヴェトリル国立公園までの距離は約50kmで、車では約45分ほどです。

レイキャビクからシンクヴェトリル国立公園までレンタカーで行くルートは、以下になります。

  1. 49号線を道なりに進み、国道1号線に合流する(北上する)
  2. モスフェルスバイル(Mosfellsbær)という町をすぎたあと、36号線に合流するので右折して進む
  3. 20〜30分ほど36号線を進むと、シンクヴェトリル国立公園に到着する

シンクヴェトリル国立公園には駐車場がいくつかあり、駐車には料金がかかります。

国立公園の駐車料金は、車の大きさによって異なります。
5人乗り以下の車だと750 ISK、6〜8人乗りの車は1,000 ISKです。

駐車場のチケットは現地で支払うか、Checkit.isというWebサイトからオンラインでチケットを購入できます。

シンクヴェトリル国立公園は広いので、ゆっくり観光したい場合はレンタカーを利用するとよいでしょう。

ツアーで行く方法

アイスランドで人気のゴールデンサークルツアーに参加することで、シンクヴェトリル国立公園へ行けます。

ゴールデンサークルツアーでは、シンクヴェトリル国立公園のほかにも、ゲイシールグトルフォスなどの観光スポットに立ち寄ります。

私がアイスランドに行ったときには、Guide to IcelandというWebサイトから、日本語音声ありのゴールデンサークルツアーに参加しました。

Guide to Icelandは、アイスランドのツアーやレンタカー、ホテルなどの予約ができるWebサイトです。
さまざまな種類のゴールデンサークルツアーがあるので、ぴったりなツアーがみつかるはずです。

観光はアウトドア用の服装がおすすめ

シンクヴェトリル国立公園に行くときには、動きやすいアウトドアの服装がおすすめです。

アイスランドは天候が変わりやすいので、雨で濡れないようにフード付きのアウターがあると安心です。

シンクヴェトリル国立公園は未舗装の道も多いので、歩きやすい靴が理想です。

【まとめ】世界遺産を見にシンクヴェトリルへ行こう

アイスランドにあるシンクヴェトリル国立公園について解説しました。

今回の記事をまとめると、以下になります。

  • シンクヴェトリルは、ユネスコの世界遺産に登録された国立公園
  • 国立公園の場所は、世界最古の議会(アルシング)があった
  • 北アメリカプレートとユーラシアプレート、2つのプレートが地上で見れる
  • ダイビング、ハイキング、釣り、乗馬、キャンプ、オーロラ観測など、シンクヴェトリルは見どころがたくさんある
  • シンクヴェトリルは、1年をとおして観光ができる
  • レイキャビクからシンクヴェトリルに行く方法は「レンタカー」「ツアーバス」の2つ
  • 国立公園を観光するときには、動きやすいアウトドアの服装がおすすめ

シンクヴェトリル国立公園は、レイキャビクから日帰りで行ける距離です。

アイスランド旅行の計画に、シンクヴェトリル国立公園を入れることをおすすめします。

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