こんにちは。
当サイトであるicevelを運営しているYamada(@icevel3)です。
海外旅行で必要性の高いアイテムの一つが「クレジットカード」です。
日本でクレジットカードを持っている方は多いですが、アイスランドでもクレジットカードを使えるのか知りたいと想います。
「アイスランドでの支払いは現金にすべき?クレジットカードにすべき?」
「アイスランド旅行にはどんなクレジットカードを用意すべき?」
私は、初めての海外旅行先がアイスランドだったのですが、現地のお金を用意したほうがよいのか、クレジットカードが使えなかったらどうしよう、などの不安がありました。
今回の記事で解説するのは、アイスランドのクレジットカード事情についてです。
クレジットカードが必要な理由や持っていくときの注意点、アイスランド旅行におすすめのクレジットカードなどを紹介します。
アイスランドはクレジットカード社会
アイスランドで買い物をするときには、現金よりもクレジットカードやデビットカードなどで支払うほうが一般的です。
アイスランドでは、多くのところでクレジットカードが使えます。
クレジットカードが使える主な場所
- 観光施設
- 宿泊施設・ホテル
- スーパー・ショッピングモール・コンビニ
- お土産屋
- タクシー・バス
- レストラン・カフェ・バー
- ガソリンスタンド
- ホットドッグ屋
- 有料トイレ
- 博物館・美術館
- etc..
現地では、低額の支払いでもクレジットカードやデビットカードを使うことが多いので、旅行者もクレジットカードやデビットカードを問題なく使えます。
アイスランドの首都であるレイキャビクで毎週末に開催されているフリーマーケット「Kolaportið」では、現金しか使えない露店が多かった印象です。
VisaやMastercardが使えるところが多い
アイスランド国内で使えるところが多い国際ブランドのクレジットカードは「Visa(ビザ)」や「Mastercard(マスターカード)」などで、次いでアメリカン・エキスプレス(アメックス)です。
JCBはあまり使えません。
VisaとMastercardのクレジットカードがそれぞれ1枚あれば、ほとんどの店でクレジットカード払いができるでしょう。
私がアイスランド旅行したときには、VisaとMastercardのクレジットカードを各1枚用意しましたが、クレジットカードが使えないなどのトラブルはなかったです。
現地の現金(アイスランド・クローナ)を両替せずに、クレジットカード2枚で旅行できました!
タッチ決済ができるところが多い
アイスランドでは、タッチ決済(非接触決済)をできる店が多いです。
タッチ決済とは、クレジットカードやICカード、スマートフォンなどを専用の端末にかざして支払いをする決済方法になります。
アイスランドでは、非接触決済の一種であるスマホ決済のApple PayやGoogle Payに対応した店が多いです。
クレジットカードが必要な理由
アイスランドなど海外旅行でクレジットカードが必要な理由は、主に4つ挙げることができます。
多額の現金を持ち歩かなくてよい
クレジットカードを持つメリットの一つが、多額の現金を持ち歩く必要がありません。
日本と比べて、アイスランドの物価は約2倍〜3倍ほどなので「万が一のために多めの現金を用意したほうがいいのでは?」と思う方もいるでしょう。
しかし、多めの現金を持ち歩くのは、スリなど盗難にあったときのリスクが高いです。
アイスランドは治安がよくて犯罪件数が少ない国といわれていますが、スリにあう可能性はゼロではありません。
どうしても不安な方は、少額の現金とクレジットカードを用意するとよいでしょう。
仮にクレジットカードが盗難や紛失になっても、カード会社に連絡をしてクレジットカードの利用停止をすれば被害を最小限に防げます(カードの再発行は後日にできる)。
アイスランドはチップの習慣がありません。
ATMでキャッシングをすると手数料を安く抑えられる
クレジットカードのキャッシング機能を使えば、ATMから現地通貨(アイスランド・クローナ)の現金を引き出すことができます。
キャッシングは、クレジットカードに付帯する現金を借りられる機能のことです。
空港の両替所や銀行などで現金を両替するよりも、クレジットカードを使ってATMでキャッシングをするほうが両替手数料を安く抑えられる場合が多いです。
アイスランドにATMが設置されているところは、町や村にある銀行、ケプラヴィーク国際空港、ショッピングセンターなどです。
また、デビットカードでもATMから現地通貨(アイスランド・クローナ)を引き出せます。
基本的に日本でアイスランド・クローナを両替することはできません。
海外旅行保険が付帯している
クレジットカードには、海外旅行保険が付帯しているものが多いです。
海外旅行保険は、海外の旅行先でケガや病気、携行品の破損、盗難、紛失などのトラブルで発生した費用および損失を補償してくれる保険です。
クレジットカードに付帯している海外旅行保険には、自動付帯と利用付帯のタイプがあるので事前に確認をしましょう。
自動付帯はクレジットカードを持っているだけで自動適用される保険のことで、利用付帯はカード会社が定めている条件をクリアした場合のみ適応される保険のことです。
海外旅行保険の補償内容や補償金額は、クレジットカードによって異なるので、各クレジットカードの発行会社に確認をしましょう。
デポジット(保証金)の利用ができる
海外で宿泊施設のチェックインやレンタカーなどのサービス利用時に求められるデポジットは、通常クレジットカードで支払うことができます。
デポジットを訳すと「保証金」という意味で、一時的な預かり金のことです。
トラブルが起きない限り、預けた金額は戻ってきます。
サービスの提供側がデポジットを求める理由は、万が一のトラブルに備えているからです。
たとえば、宿泊の料金を支払わずに逃げられる、宿泊施設の備品が盗まれる、などのトラブルが発生するかもしれません。
トラブルを未然に防ぐために、あらかじめ保証金として一定の料金を預かっておくのがデポジットです。
デポジットの主な支払い方法は、現金やクレジットカードなどです。
クレジットカードの場合は、カードの提示またはコピーだけで済むことがあります。
クレジットカードを持っていくときの注意点
クレジットカードは海外旅行で便利なアイテムな一方で、海外でクレジットカードを使うときには注意点がいくつかあります。
今回は、アイスランドでクレジットカードを使うときの注意点を5つご紹介します。
クレジットカードは2枚~3枚用意する
アイスランドなど海外旅行をするときには、クレジットカードを2枚から3枚用意しておくとよいでしょう。
海外旅行で複数のクレジットカードを持つのは、以下のようなメリットがあります。
- 異なる国際ブランドのクレジットカードを用意しておくと、利用できる店の幅が広がる
- 万が一、クレジットカードの限度額が超えたとしても、別のクレジットカードがあれば支払うことができる
- クレジットカードの保管場所を複数に分けておくと、盗難や紛失に遭ったときでも安心
- 海外旅行保険の補償額が上乗せされる ※
アイスランドで使えるところが多い国際ブランドのVisa、Mastercardのクレジットカードを1枚ずつ用意すると安心でしょう。
※ 保険の種類によって補償額の上乗せができないことがあります
PINコード(暗証番号)を覚えておく
利用するクレジットカードのPINコードを覚えておきましょう。
アイスランドでは、クレジットカードで支払うときにPINコードの入力を求められる場面があります。
PINコードは暗証番号のことです。
ICチップが搭載されたクレジットカードを申し込むときに登録する4ケタの数字のことをさします。
アイスランドにあるATMでクレジットカードを使って現金(アイスランドクローナ)を引き出す場合、PINコードを入力します。
アイスランド旅行の出発前に、用意したクレジットカードのPINコードを確認しましょう。
利用限度額を事前に確認する
クレジットカードには「利用限度額」があるので、アイスランド旅行をする前に用意しているクレジットカードの会員サービスから利用限度額を確認しましょう。
旅行先では想定外の出費がかさむことがあり、余裕と思っていたクレジットカードの利用限度額が超えて、結果的にクレジットカードが使えなくなる可能性があります。
そのため、用意したクレジットカードの残り利用限度額を確認して、必要であれば利用限度額の引き上げをする手続きをしましょう。
クレジットカードの利用限度額を引き上げる方法は、クレジットカード会社に電話またはインターネットから手続きをしましょう。
クレジットカード番号とカード発行会社の連絡先を控える
アイスランドなど、海外旅行先でクレジットカードの盗難・紛失に備えて、クレジットカード番号とカード発行会社の連絡先を控えておきましょう。
仮に旅行先でクレジットカードが盗難または紛失した場合、第三者にカードの不正利用を防ぐために、クレジットカードの発行会社に連絡をして、カードの利用停止を申請する必要があります。
クレジットカードの発行会社によって盗難・紛失の専用ダイヤルがあるので、詳しくはカード発行会社の公式サイトをご覧ください。
クレジットカード番号とカード発行会社の連絡先は、スマートフォンのメモ帳に控えておくとよいでしょう。
クレジットカードの支払いは現地通貨
アイスランドなど、旅行先でクレジットカードを使うときには、日本円ではなく現地通貨で支払いをしたほうが手数料が安くなることがあります。
店舗によってはクレジットカードで支払いをするときに、現地通貨か日本円のどちらかを選択できます。
海外でクレジットカード払いをしたときにかかる手数料が「換算レート」で、クレジットカードの明細書に書かれていることが多いです。
換算レートは、基準レートと外貨取扱手数料の2つで決定します。
基準レート
基準レートは、その日の為替相場を基に決定される取引用レートです。
クレジットカードの国際ブランドによって、基準レートが異なります。
外貨取扱手数料
外貨取扱手数料は、基準レートに上乗せされる手数料のことで、カードの発行会社によって「事務処理手数料」「為替手数料」などとも呼ばれています。
カードの発行会社によって手数料が異なり、1.63%~2.20%の間が多いです。
一方、海外で日本円によるクレジットカード払いでは、店ごとで独自に基準レートを決めています。
そのため、現地通貨でクレジットカード払いするよりも手数料が割高になる可能性が高いのです。
以上のことから、海外の店舗でクレジットカードを使うときに日本円で支払いができたとしても、現地通貨でクレジットカード払いをすると手数料を安く抑えることができるでしょう。
海外の旅行先でクレジットカードを使うと、現地通貨で支払いされるように初期設定されていることが多いです。
アイスランド旅行におすすめのクレジットカード
ここからは、アイスランド旅行におすすめのクレジットカードを2枚ご紹介します。
- エポスカード
- 楽天カード
エポスカード
エポスカードは、丸井グループの株式会社エポスカードが発行しているクレジットカードです。
年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 0.5%〜1.5% |
マイル交換 | ANAマイル、JALマイル |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay |
国際ブランド | Visa |
海外旅行傷害保険 | 利用付帯 |
エポスカードVisaの特徴
- 年会費は永年無料
- 海外旅行傷害保険の補償額が高額
- Web申し込みのあと、店頭受け取りでカード即日発行
- 年4回開催のセール「マルコとマルオの7日間」で10%OFF
- 約1万の店舗で受けられる多様な優待
- ポイントモール「たまるマーケット」経由でネットショッピングをすると最大30倍のボーナスポイント
- 招待を受けると、エポスカードゴールドへアップグレードできる
エポスカードVisaの特徴といえば、年会費が無料で海外旅行傷害保険の補償額が高額な点です。
海外旅行傷害保険付帯の補償内容は、以下になります。
海外旅行傷害保険の種類 | 保険の金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 3,000万円(最高額) |
傷害治療費用 | 200万円(1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 270万円(1疾病の限度額) |
賠償責任(免責なし) | 3,000万円(1事故の限度額) |
救援者費用 | 100万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
携行品損害(免責3,000円) | 20万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
※補償の対象者は本人のみ
※補償期間は旅行当日から90日以内
※海外旅行傷害保険の詳細は公式サイトをご覧ください
今までエポスカードの海外旅行傷害保険は自動付帯でしたが、2023年10月1日より利用付帯に変更されています。
ただし、傷害死亡・後遺障害が最高500万円から最高3,000万円へ増額、賠償責任が2,000万円から3,000万円へ増額しています。
海外旅行傷害保険が適応される条件はパッケージツアー、航空券、電車、バス、タクシーなどの支払いにエポスカードを使うことです。
なお、電車、バス、タクシーは出国するのに空港へ向かうときにでも保険適応されるので、エポスカードで支払うとよいでしょう。
さらに、エポスカードVisaを持っていると、エポスゴールドカードにアップグレードできる招待状が送られてくることがあります。
エポスゴールドカードは年会費が通常5,000円かかりますが、エポスカードVisaからエポスゴールドカードへの招待を受けると、年会費が永年無料です。
エポスゴールドカードでは、ポイントの有効期限が無制限、海外旅行傷害保険の補償金額が増額、国内の空港ラウンジが無料など、メリットがたくさんあります。
ほかにも、エポスカードはポイントアップの特典が豊富で、普段マルイを利用しない方でもメリットのあるクレジットカードです。
私は現在エポスゴールドカードを保有していて、招待状を利用してエポスカードVisaからアップグレードしました!
エポスカードはこんな方におすすめ
- クレジットカードの2枚目~3枚目に
- 急いでクレジットカードを作りたい
楽天カード
「楽天カードは、楽天グループの楽天カード株式会社が発行しているクレジットカードです。
年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 1.0%〜3.0% |
マイル交換 | ANAマイル、JALマイル |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay |
国際ブランド | Mastercard、Visa、JCB、American Express |
海外旅行傷害保険 | 利用付帯 |
楽天カードの特徴
- 年会費は永年無料
- 通常のポイント還元率が1.0%
- 楽天市場の買い物はポイント3倍以上(限度・条件あり)
- 新規入会キャンペーンでポイントがお得に手に入る
楽天カードの特徴は、年会費が永年無料で還元率が通常1.0%と高還元な点です。
楽天カードの利用料金100円につき、1ポイント(還元率1.0%)が貯まります。
さらに、楽天グループの「楽天トラベル」で宿泊施設や航空券を予約して楽天カードで決済すると、ポイントが2倍になります。
楽天カードの海外旅行傷害保険の補償内容は、以下のとおりです。
海外旅行傷害保険の種類 | 保険の金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 2,000万円(最高額) |
傷害治療費用 | 200万円(1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 200万円(1疾病の限度額) |
賠償責任(免責なし) | 3,000万円(1事故の限度額) |
救援者費用 | 200万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
携行品損害(免責3,000円) | – |
※補償の対象者は本人のみ(家族カードは同伴者にも補償が対象になる)
※補償期間は旅行当日から90日以内
※海外旅行傷害保険の詳細は公式サイトをご覧ください
楽天カードの海外旅行傷害保険が適用される条件は、募集型企画旅行です。
募集型企画旅行の具体例を挙げると、以下になります。
- 旅行代理店で予約した海外パックツアー
- 渡航先への航空券
- 目的地までの乗継便の航空券
出国前に楽天カードを使うことで、海外旅行傷害保険が適用されます。
国内でも海外でもポイントを貯めやすいクレジットカードが、楽天カードです。
楽天カードはこんな方におすすめ
- 楽天のサービスを利用している・これから利用したい
- 日本国内での日常使いや海外でも利用したい
【まとめ】アイスランド旅行にクレジットカードを持っていこう
アイスランドのクレジットカード事情について解説しました。
今回の記事をまとめると、以下になります。
- アイスランドでは、現金よりもクレジットカードやデビットカードで買い物するのが主流
- 小さな店でもクレジットカードが使えるなど、アイスランドではクレジットカードの普及率が高い
- アイスランドでは、クレジットカードの国際ブランド「Visa」「Mastercard」など使えるところが多い
クレジットカードがあれば多額の現金を持つ必要はありません。
さらに、アイスランドで現金が必要になった場合、クレジットカードがあればATMでキャッシングをすることで、現地通貨(アイスランド・クローナ)を引き出せます。
海外旅行でクレジットカードがあると、さまざまなメリットがあります。
今回の記事を参考にして、アイスランド旅行をするときにはクレジットカードを持っていきましょう。
クレジットカードをまだ持っていない方は、余裕をもって早めにカードの申し込みをおすすめします。