アイスランド旅行に行くときの服装は?春夏秋冬ごとに解説

アイスランド旅行に行くときの服装は?春夏秋冬ごとに解説

こんにちは。
当サイトであるicevelを運営しているYamada(@icevel3)です。

アイスランド旅行を考えている方で、悩ましいのが服装選びです。

「どんな服装で行けばいいのか分からない・・」

アイスランドは北ヨーロッパの北大西洋上と高緯度に位置しています。

私がアイスランドに訪れたのは2月でしたが、どんな服装で行けばいいのか分からなかったので、事前に調べてアイスランドに行きました。

アイスランドというと氷のイメージが強いと思いますが、アイスランドにも日本と同様に四季が存在します。

アイスランドの一般的な四季の期間は以下になります。

  • 春の季節:4月・5月
  • 夏の季節:6月・7月・8月
  • 秋の季節:9月・10月
  • 冬の季節:11月・12月・1月・2月・3月

アイスランドのベストシーズンが夏の季節で、6月から8月の間は太陽の日照時間が長い「白夜」の現象が起こります。
気温も快適にすごせるので、多くの旅行者が夏のアイスランドに訪れます。

また、冬の季節になると、オーロラや氷の洞窟などの自然現象をみに冬のアイスランドに訪れる旅行者が多いです。

今回の記事では、アイスランドに訪れた時の服装選びを四季ごとに解説をしています。

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夏のアイスランドに行ったときのベストな服装

アイスランドの首都「レイキャビク」の夏の平均気温と降水量は以下になります。

レイキャビク 6月 7月 8月
平均気温(℃) 9.9 11.7 11.1
降水量(mm) 43.4 50.6 64.7

※気象庁の「世界の天候データツール」を参照

アイスランドでは夏の気温が11℃ぐらいしか上昇しないので、半袖や短パンだと肌寒いです。

また、アイスランドの夏は太陽がほとんど沈まない「白夜」なので、観光する時間が他の四季と比べると長いのが特徴です。

それでは、夏にアイスランド旅行するときのベストな服装をご紹介していきます。


トップス
アウターは、防水や防風機能のあるレインコートやウィンドブレーカーなどの上着を用意した方がいいでしょう。

アイスランドは夏でも強風や突然の雨で気温が下がることがあるので、フード付きのアウターを用意しましょう。

インナーでは、Tシャツ1枚でも問題はないですが、日差しが隠れると肌寒くなるので、長袖やパーカーなど調整しやすい服装にすることをオススメします。

また、ツアー参加でレイキャビク郊外にいかれる方はアクティビティで汗をかいて体が冷えてしまう可能性があるので、吸汗性と速乾性がある化学繊維のインナー・下着を選ぶといいでしょう。

ボトムス
ズボンは、動きやすくて吸汗性や速乾性があるトレッキング用のズボンを選ぶといいでしょう。

ジーンズや綿素材のズボンなどは雨で濡れた時に乾きにくいので、避けた方がいいでしょう。

また、ショートパンツやスカートは寒いのでオススメできません。


靴は、突然の雨に備えて防水機能のあるトレッキングシューズを用意するといいでしょう。

アイスランドは数多くの山があってトレッキングが含まれているツアーがあるので、トレッキング用のシューズがオススメです。

その他
薄い手袋やニット帽、マフラーなど冬用のものを用意しておくと、寒くなったときに便利でしょう。

靴下は、通気性があって汗を吸収してくれる登山用の靴下をもっておくといいでしょう。

また、アウトドアには日焼け止めやサングラスなどを用意しておくといいかもしれません。

カバンなどは、雨で濡れていても良いものを用意するといいでしょう。


Yamada
Yamada

小さいお子様をお連れの方は、夏でも手袋や耳が隠れるニット帽、マフラーなど防寒をしておくと安心です。

冬のアイスランドに行ったときのベストな服装

アイスランドの首都「レイキャビク」の冬の平均気温と降水量は以下になります。

レイキャビク 11月 12月 1月 2月 3月
平均気温(℃) 2.2 0.8 0.7 0.6 1.2
降水量(mm) 86.6 96.8 87.0 90.7 80.7

アイスランドの冬は他の季節と比べて、降水量が多いです。

私がアイスランドに訪れたのは2月でしたが、快晴だったのに5分後には吹雪になって、さらに5分後には晴れるなど、天気の変化が激しかったのを覚えています。

また、冬のアイスランドは太陽の日照時間が少なく、私が行った2月の日照時間が6時間ほどでした。

それでは、私が実際に冬のアイスランドにいった時の服装を交えて、ベストな服装を解説していきます。


トップス
アウターは、防水性や防風機能のある厚手のダウンジャケットなどを用意することが必須です。

先ほども触れましたが、アイスランドは天気が変わりやすくて吹雪や雨が突然降るので、防水や防風機能のあるアウターは必須といってよいでしょう。

私は防水性や防風機能のあるスキーウェアでいきましたが、非常に暖かく便利だったので、個人的にはオススメです。

インナーは、吸汗性と速乾性がある化学繊維や動物繊維を用意するといいでしょう。

ツアー参加時には汗をかく可能性があるので、乾きやすい素材を選ぶといいでしょう。

私はユニクロのカシミアのセーターをアウターの下に着ていきましたが、保湿性が高く吸水性もあるのでオススメです。

また、ウール素材のセーターや長袖は保温性や吸湿性があるので、こちらもオススメです。

反対に、綿素材などの服は乾きにくくて汗をかいた後に体が冷える原因にもなるので、綿素材の服は避けた方がいいかもしれません。

シャツについては、私はユニクロのエアリズムをもっていきましたが、汗をかいてもすぐに乾くので1〜2枚はあった方がいいかもしれません。

ボトムス
ズボンは、防水や防風機能のあるものを用意しましょう。

私はスキーウェアを着ていきましたが、スキーウェアの下にヒートテックを履いていたので、それほど寒くなく感じました。
とにかく重ね着をすることが大事です。


靴は、雪が降った後に路面が凍結しやすいので、滑り止めの機能がある丈夫な靴を用意するといいでしょう。

靴の底に付けるスパイクなどを用意しておくのもいいでしょう。

その他
防寒対策のためにニット帽、手袋、マフラーなどは必須です。

ニット帽は2枚に重ね着しても問題ないでしょう。

手袋は急な雨などで濡れてしまう可能性があるので、予備の手袋をもっていくものいいかもしれません。

また、カイロを用意しておくと急激に寒くなったとき用に便利です。


アイスランドの氷河に行くときの服装

アイスランドの国全体には氷河がおおわれています。

アイスランドには「ヴァトナヨークトル」と「ラングヨークトル」という氷河地帯があります。
この2つの氷河をそれぞれ観光するツアーがあります。

  • ヴァトナヨークトル氷河:自然の洞窟「氷の洞窟」ツアー
  • ラングヨークトル氷河:人口の洞窟「アイストンネル」ツアー

氷の洞窟ツアーのシーズンは11月〜3月で、アイストンネルツアーのシーズンは1年中です。

氷河のツアーに参加するのにともない、事前に用意しておいた方がよいものがあります。


トップスとボトムス
アウターやズボンは、防水や防風機能のあるものを用意しておくこといいでしょう。

氷の洞窟やアイストンネルの中まで行くのに、突然の強風や雪対策に上下、防水性や防風機能のある服装を用意するといいでしょう。

インナーは、吸汗性や速乾性がある化学繊維のシャツなどを用意するといいでしょう。


靴は、足首が隠れるトレッキングブーツを用意しましょう。

私が参加した氷河の洞窟ツアーでは、アイゼンの装着が必須だったので、事前に日本でアイゼンが装着できるブーツを購入したほうがいいでしょう(アイゼンはレンタルしました)。

アイストンネルツアーでもアイゼンがレンタルされるので、アイゼンが装着できるブーツを用意しましょう。

その他
ニット帽や厚い手袋、マフラーなどを用意しておくと気温が下がったときに便利です。

氷の洞窟ツアーでは帽子の上にヘルメットをかぶるので、ポンポンが付いていないタイプを選びましょう。


Yamada
Yamada

私はハイキングシューズやトレッキングブーツなどをもっていなかったので、色々調べて品質の良いとされている「モンベル」のトレッキングブーツを購入しました(アイゼンが付けれるタイプです)。

氷河ハイキングをするときの服装

アイスランドでは氷河の上をハイキングするツアーがあります。

ハイキングのようなアクティブで動くのは汗をかきやすいので、服装選びには注意が必要です。


トップスとボトムス
氷河の上に積もっている雪で濡れないためにも、防水や暴風機能のあるアウターやズボンを用意しましょう。

インナーでは、吸汗性や速乾性がある化学繊維のシャツを用意するのがマストです。

ハイキングで汗をかいて衣服が濡れると体温を奪われてしまうので、吸汗性や速乾性がある化学繊維のシャツを着て氷河ハイキングツアーに参加しましょう。


アイゼンを付けれるハイキングブーツなどを用意しましょう。

ハイキングブーツはツアー会社によってレンタルできますが、足にフィットしない可能性があるので、日本で事前に履きやすいハイキングブーツを用意するといいでしょう。

その他
帽子(ヘルメットをかぶるのでポンポンが付いていないタイプ)や手袋(濡れたとき用に2つあると便利)、サングラス(雪の反射で目がまぶしいのでオススメ)などを用意するといいでしょう。


春のアイスランドに行ったときのベストな服装

アイスランドの首都「レイキャビク」の春の平均気温と降水量は以下になります。

レイキャビク 4月 5月
平均気温(℃) 3.7 6.7
降水量(mm) 59.1 52.1

アイスランドの春の平均気温は1桁なので、アイスランドに訪れるときには温かい服装をしていきましょう。

それでは、春の服装をご紹介していきます。


トップス
アウターは、防水性や防風機能のあるダウンジャケットやコートなどを用意するといいでしょう。

冬用の厚めのアウターを用意する必要はないですが、丈夫なアウターを着ていくといいでしょう。

インナーは、長袖のセーターやフリースなどでいいでしょう。

ボトムス
ズボンは、防水性や防風機能のあるものを用意した方がいいでしょう。

また、アイスランドの春は他の四季と比べると降水量が少なめですが、天候が変わりやすいので、防水性や速乾性のあるトレッキング用のズボンなどを用意すると安心です。


靴は、歩きやすい丈夫なものを用意しましょう。

スニーカーだとレイキャビク市内を散策程度なら問題ありませんが、スニーカーで長時間歩いていると疲労が溜まりやすいので、長時間歩くのに適しているトレッキングシューズなどを用意しておくといいでしょう。

また、ツアー参加のためにレイキャビク郊外に行かれる方は、防水機能のあるトレッキングシューズを選択するといいでしょう。

その他
ニット帽や手袋は必須ではありませんが、肌寒くなったときに便利なので、念のためもっていくといいでしょう。


秋のアイスランドに行ったときのベストな服装

アイスランドの首都「レイキャビク 」の秋の平均気温と降水量は以下になります。

レイキャビク 9月 10月
平均気温(℃) 8.5 4.9
降水量(mm) 87.0 79.8

9月からは夜が長くなりオーロラのシーズンが始まります。

オーロラ鑑賞で秋のアイスランドに訪れる旅行者がいますが、冬の季節と比べるとそれほど寒くないので、オーロラ鑑賞に適した気温です。

それでは、秋の服装をご紹介していきます。


トップス
アウターは、真冬のようなジャケットやコートは必須ではありませんが、薄手のダウンジャケットやコートを用意するといいでしょう。

ただし、夜になると気温が下がるのでオーロラ鑑賞をするときには、厚手のダウンジャケットを用意するか、アウターの下に重ね着をするといいでしょう。

インナーは、セーターやフリースを用意するといいでしょう。

秋のアイスランドは天候によって気温が大きく変化するので、重ね着を用意して温度調節を行いましょう。

ボトムス
ズボンは、防水性や防風機能のあるものを用意した方がいいでしょう。

オーロラ鑑賞のときには冷えますので、ユニクロのヒートテックレギンスなどを履いておくといいでしょう。


靴は、動きやすくて防水性のあるトレッキングシューズを用意しておくといいでしょう。

その他
ニット帽や厚い手袋、マフラーは、用意すると急激な温度変化にも対応できます。


オーロラ観測するときの服装

アイスランドはメキシコ湾からやってくる暖流の影響で、気温もそれほど下がらすオーロラ観測に適した国です。

アイスランドでオーロラ観測できるシーズンは、9月から翌年の4月です。

オーロラ観測は暗い時間帯に行うので、気温がマイナスになることがあります。


トップス
アウターは、防水や暴風機能のあるものが必須です。
個人的にはスキーウェアがオススメです。

インナーは、ウィンドブレーカーやフリースなど重ね着をしましょう。

オーロラツアーでは車で移動することがあるため、車内の暖房が効いたところでもすごしやすいように脱ぎ着やすい服装を選ぶといいでしょう。

ボトムス
ズボンは、防水や防風機能のあるものを用意しましょう(スキーウェアがオススメ)。


靴は、防水機能のあるスノーシューズが理想的です(防水性のあるトレッキングブーツも可)。

冬だと雪が積もっているので、くるぶしまでの高さがある靴を用意しましょう。

その他
帽子(耳が隠れる)やマフラー、手袋などは必要です。

また、カイロも用意しておくと安心でしょう。


Yamada
Yamada

町の郊外でオーロラ観測する場合には、風がさえぎるものがないので、強風で体感温度が下がってしまう可能性があります(防寒は必須です!)。

【おわりに】気温以上の防寒対策をすること!

四季ごとの服装について解説をしてきました。

どの季節も共通していえるのは、気温以上の防寒対策は欠かせません

アイスランドは季節を通して天気が変わりやすく、雨や雪が降ったり強風によって体感温度も想像以上に下がるので「薄着でもなんとかなるでしょう」という考えは気をつけた方がいいです。

重ね着をして体温調節をすることが大事になってきます。

上着や下着はアイスランドでも買うことができますが、アイスランドは物価が高いので、旅費を節約するには日本で服を用意した方がいいでしょう。

雨や雪などで服が濡れてテンションが下がっていては、せっかくの旅行が台無しだと思います。

なので、防水や防風機能などがある服装や速乾性がある服装を用意して、大自然のアイスランドを満喫しましょう。

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