こんにちは。
当サイトであるicevelを運営しているYamada(@icevel3)です。
アイスランド旅行に向けて荷物の準備をしている中、気になることの一つがコンセント問題。
「スマホやカメラバッテリーなどの充電器は、アイスランドで使える?」
「変圧器は用意したほうがいいの?」
などの悩みや疑問があると想います。
今回の記事では、アイスランドの電源コンセント(プラグ)・電圧事情や、日本の家電製品がアイスランドでもそのまま使えるのか解説をしています。
アイスランドのコンセント(プラグ)はCタイプとSEタイプの2種類
まず始めに、日本とアイスランドのコンセント(プラグ)の形は違うので、日本の電化製品をそのまま使用することはできません。
日本のコンセントはAタイプに対して、アイスランドのコンセントはCタイプかSEタイプの2種類です(Cタイプが主流)。
コンセントの形状のタイプを大きく分けると8種類(Aタイプ・Bタイプ・Cタイプ・SEタイプ・B3タイプ・BFタイプ・Oタイプ・O2タイプ)あります。
アイスランドのコンセントであるCタイプとSEタイプの差込口は、丸穴なのが特徴です。
CタイプよりもSEタイプのほうが、ピンが太いです。
コンセント(プラグ)のSEタイプは、Fタイプとも表記されます。
ヨーロッパのコンセントタイプ
日本からアイスランドへの直行便はなく、他の国の空港を乗り継ぐ必要があります。
日本からアイスランドを含む複数の国を旅行する場合には、その国のコンセントタイプを知っておくといいでしょう。
今回は、アイスランドがあるヨーロッパの主要な国のコンセントタイプや、電圧をあげていきます。
国名 | コンセント(タイプ) | 電圧(ボルト)※1 |
---|---|---|
デンマーク | B・C | 230V |
フィンランド | C・SE | 220V-230V |
ノルウェー | B・C・SE | 230V |
スウェーデン | B・C・SE | 220V |
イギリス | BF | 220V-240V |
ドイツ | C・SE | 220V |
フランス | C・SE | 220V |
イタリア | C | 220V-230V |
オランダ | B・C・SE | 220V |
ベルギー | C・SE | 220V |
スイス | B・C | 230V-240V |
ポーランド | C・SE | 230V |
アイルランド | BF | 230V |
グリーンランド | C・F・SE | 230V |
※1 一般家庭用の電圧
変換プラグはどれを選べばいいの?
アイスランド旅行にいくときには、アイスランドのコンセントタイプであるCタイプの変換プラグを用意するといいでしょう。
変換プラグは、電化製品の差込口を他の形の差込口プラグに変更するものです。
ただし、アイスランド以外の国にも旅行する場合には、その国に対応している変換プラグも用意しましょう。
変換プラグには、一つのタイプに変換できる「シングルタイプ」と、二つ以上のタイプに変換できる「マルチタイプ」の2種類があります。
どの変換プラグを選べばいいのかというと、
変換プラグ | こんな人におすすめ |
---|---|
シングルタイプ | 海外旅行は数年に1回程度しかいかない |
マルチタイプ | 海外旅行は年に1回程度いく |
となります。
シングルタイプは、変換プラグ1つ数百円ぐらいで販売されているので、マルチタイプと比べると安価に手に入ることができます。
マルチタイプは、変換プラグ1つで多くの国に対応しているので、旅行や仕事で海外にいく度に変換プラグを買わなくて済みます。
アイスランドと日本の電圧は異なる
日本の電圧は100V(ボルト)に対して、アイスランドの電圧は220Vです。
日本とアイスランドは電圧が異なるので、日本で使用している電化製品がそのまま使えない可能性があります。
もしも、海外未対応(100V)の電化製品をアイスランドで使用すると、電化製品が故障したり、発火する恐れがあります。
海外未対応の電化製品には変圧器が必要
海外未対応(100V)の電化製品をアイスランドで使用するには、変圧器が必要です。
変圧器(トランスフォーマー)は、電圧を変換するための機器です。
日本の電化製品を海外でも使用することができます。
変圧器には「電子式」と「トランス式」の2種類に分けることができます。
電子式
ドライヤーやヘアアイロンなど消費電力が高い電熱器具を使用するときには、電子式の変圧器を使用します。
トランス式より電子式のほうがコンパクトで軽いのが特徴です。
電子式変圧器はスマートフォンやパソコン、カメラなどの精密機器には使えません。
トランス式
トランス式の変圧器は、容量(W数)の範囲以内であれば、ほとんどの電化製品に使用できます。
スマートフォンやパソコンなどの精密機器を使用するときには、トランス式変圧器の利用が適しています。
変圧器の容量によって異なりますが、電子式よりもトランス式のほうがサイズが大きいです。
ユニバーサル仕様の電化製品は変圧器が不要
日本の電化製品の中には100V-240Vまでの電圧に対応しているユニバーサル仕様、つまり日本国内や海外で使用できるものが多いです。
ユニバーサル仕様の電化製品と海外未対応(100V)の電化製品を一部挙げると以下になります。
ユニバーサル仕様の電化製品(100V-240V) | 変圧器が必要な電化製品(100V) |
---|---|
・スマートフォン・携帯電話の充電器 ・パソコン・タブレットの充電器 ・デジタルカメラ・ビデオカメラの充電器 ・電気シェーバーの充電器 ・携帯ゲーム機の充電器 |
・ドライヤー ・ヘアアイロン |
※電化製品によって例外があるので、くわしくは電化製品の仕様書を確認してください
充電器の裏側に「Input・入力・輸入」などで対応している電圧が表記されているので、事前に電圧を調べておきましょう。
ドライヤーやヘアアイロンはユニバーサル仕様がおすすめ
熱器具(ドライヤーやへアアイロンなど)をアイスランドで使用するときには、ユニバーサル仕様のものをおすすめします。
熱器具は消費電力が高いので、容量が大きい変圧器が必要になってきます。
変圧器は、容量が多いほど本体のサイズが大きくなるので、荷物を軽くするにはユニバーサル仕様の熱器具を用意しましょう。
ユニバーサル仕様の熱器具は、ネットショップや家電量販店で販売されています。
ユニバーサル仕様のドライヤーは電圧切り替えスイッチがあって、海外対応のヘアアイロンは自動で電圧を変換してくれます。
【まとめ】アイスランド旅行には変換プラグを忘れないこと
アイスランドのコンセントや電圧事情について、解説をしました。
あらためて、日本の電化製品をアイスランドで使用するには「変換プラグ」と「変圧器かユニバーサル仕様(海外対応)の電化製品」が必要になります。
変換プラグは、AタイプからCタイプに変換するものを用意しましょう。
電圧は、日本とアイスランドで違うので、ユニバーサル仕様(100V-240V)の電化製品を用意しましょう。
変圧器は、海外未対応(100V)の電化製品をアイスランドで使用するときのみ、用意しましょう。
アイスランド旅行で変換プラグを忘れないためにも、持ち物をリストアップするといいでしょう。