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北欧の国であるアイスランドには、特徴的なタワー「ハットルグリムス教会」があります。
ハットルグリムス教会は、アイスランドのランドマークタワーとして象徴的な建物です。
「ハットルグリムス教会はどんな建物?行き方は?」
「教会へは入場料かかるの?」
など疑問や知りたいことがあると想います。
今回の記事では、ハットルグリムス教会の特徴や観光に最適な時期、行き方について解説をしています。
建築好きの方は必見です!
ハットルグリムス教会はアイスランドで有名な建物
ハットルグリムス教会(Hallgrímskirkja Church)は、アイスランドの首都「レイキャビク」にある福音ルーテル教会です。
コンクリートで造られたハットルグリムス教会の高さは74.5mあり、アイスランド最大の教会です。
2008年にコーパヴォグルという町にできた建物「Smáratorg Tower」が完成する前までは、ハットルグリムス教会がアイスランドで1番高い建物でした。
ハットルグリムス教会の特徴といえば建物の正面からみた外観で「スペースシャトル」や「翼を広げた鳥」のようなシルエットをしています。
ハットルグリムス教会を設計したのは、アイスランド人で建築家のグズヨン・サミュエルソン(Guðjón Samúelsson:1887-1950)です。
ハットルグリムスという名前は、アイスランド人の牧師・詩人「Hallgrímur Pétursson」の名前からきています。
教会の内部
教会内部の天井はシンプルで美しい曲線が描かれています。
また、教会内には1992年に設置された大型のパイプオルガンがあり、ドイツ人のオルガン職人「ヨハネス・クライス(Johannes Klais:1852-1925)」による傑作です。
パイプオルガンの高さは15mで重さは25トン、最大10mの長さのあるパイプは5,275本も使われています。
パイプオルガンは礼拝時だけでなく、コンサートをするときにも使用されています。
その他にも、ハットルグリムス教会内にはステンドグラスがあります。
ステンドグラスに描かれているのは、聖母マリアと赤ん坊のイエスによるキリストの降誕です。
教会内へは一般の方も無料で入場できます。
レイキャビク市内を一望できる展望台がある
ハットルグリムス教会にある塔の屋上には展望台があります。
塔の高さ74.5mにある展望台からはレイキャビク市内や周辺の山々、海などを一望できます。
展望台へはエレベーターのみで行くことができ、時計の裏側に到着します。
時計の裏側から階段を登ると展望台があります。
展望台には踏み台があり、落下防止で鉄格子が設置されています。
鉄格子は手首を通せる幅なので、腕を伸ばしてスマートフォンやカメラで撮影できます。
展望台の入場は有料です。
大人(17歳以上)は1,300 ISKで、子供(7〜16歳)は200 ISKです。
展望台へのチケットは、教会内にあるショップから購入可能です。
クレジットカードで展望台へのチケットを購入することができます。
ハットルグリムス教会の歴史
ハットルグリムス教会は建設開始から完成まで41年(1945年〜1986年)もかかりました。
建設に時間がかかった理由としては、ハットルグリムス教会は記念碑的な事業だったため、工事がゆっくりと進んだとされています。
1937年
アイスランドを代表する建築家のグズヨン・サミュエルソンがハットルグリムス教会の設計を開始しました。
グズヨン・サミュエルソンによると、ハットルグリムス教会の外観はアイスランドの風景である玄武岩の円柱や山々、氷河などをイメージしているそうです。
1945年
建設工事が開始されました。
1948年
聖歌隊の下にある地下聖堂が完成しました。
1974年
展望台部分の塔と教会の両翼が完成しました。
1986年
身廊(入口から祭壇までの中央通路)が完成しました。
ハットルグリムス教会の建設当時は、建物の外観に対して批判がありましたが、現在ではその美しい外観から多くの外国人観光客がハットルグリムス教会に訪れています。
広場前にはヴァイキングの像がある
ハットルグリムス教会の正面広場には、アイスランド出身のヴァイキング「レイブル・エイリクソン(Leifur Eiríksson 970-1020)」の像があります。
レイブル・エイリクソンは、コロンブスよりも約500年前に北アメリカ大陸を発見した人物として知られています。
930年にアイスランドのシンクヴェトリルで設立された世界最古の民主議会「アルシンギ(Althing)」の千年目を記念して、1930年にアメリカからレイブル・エイリクソンの像が寄贈されました。
ハットルグリムス教会へ行く最適な時期
基本的にハットルグリムス教会は一般の方でも1年中入場できるので、いつ観光に行ってもいいでしょう。
教会内への営業時間は10:00〜17:00で、展望台の営業時間は10:00〜16:30です。
毎週日曜日のお昼ごろには教会内でミサが開催され、その間は展望台へ入場できません(ミサの参加は自由にできます)。
また、結婚式や葬式、教会行事によって予告なしに教会が閉鎖される可能性があります。
冬は雪化粧の教会が見れたりフェスティバルが開催される
レイキャビクでは毎年10月〜4月ぐらいまで雪が降るので、タイミングがよければ雪化粧したハットルグリムス教会がみれます。
雪景色したハットルグリムス教会は、一生の記憶に残るほどの美しさです。
また、ハットルグリムス教会の展望台からは雪化粧したレイキャビクの町並みがみれる可能性もあります。
その他にも、毎年2月上旬にはレイキャビクで「ウィンター・ライト・フェスティバル(Winter Lights Festival)」が開催され、ハットルグリムス教会がプロジェクトマッピングで投影されます。
ウィンター・ライト・フェスティバルは、冬の世界と太陽の日照時間が短い冬から徐々に日照時間が長くなることを祝うイベントです。
ハットルグリムス教会以外にも、フェスティバル期間中はレイキャビク市内のさまざまなところでライトアップされます。
フェスティバルの期間を狙ってアイスランド旅行を計画するのもいいでしょう。
夕暮れや夜の時間帯にライトアップされるハットルグリムス教会は本当に感動します!
夏は日照時間が長くてオルガンコンサートが開催される
アイスランドの夏(6月〜8月ごろ)は太陽の日照時間が長いので、ハットルグリムス教会の展望台から景色のよいレイキャビクの町並みをみれる可能性が高いです。
アイスランドで夏至の日である6月20日〜22日ごろの日照時間は21時間と、ほとんど太陽が沈みません。
また、ハットルグリムス教会にあるオルガンの演奏を聴きたい方は、夏にアイスランド旅行をするといいでしょう。
ハットルグリムス教会では、毎年6月〜8月にパイプオルガンを使ったコンサートの「オルガンサマー(Organ summer)」が開催されています。
オルガンサマーは期間中に週1回のペースでコンサートが行われ、国内外のプロのオルガニストが演奏をします。
コンサートチケットは教会前の入り口や「tix.is」というサイトで購入できます。
ハットルグリムス教会への行き方
ハットルグリムス教会はレイキャビク中心地の小高い丘に位置しているため、市内のほとんどの場所から教会がみえます。
交通機関を利用してハットルグリムス教会に行く場合は、市営バスやタクシーなどの方法があります。
「ストライトウ(Strætó)」という市営バスは、レイキャビク市内を含むアイスランド国内を走っています。
また、レイキャビク市内には24時間営業しているタクシー会社もあります。
ハットルグリムス教会の近くには駐車場がないので、レンタカーを利用している場合は教会から少し離れた有料の駐車場に止める必要があります。
【まとめ】レイキャビク観光にはハットルグリムス教会はマストスポット!
アイスランドにあるハットルグリムス教会について解説しました。
今回の記事をまとめると、以下になります。
- ハトルグリムスはレイキャビク中心地にあるアイスランド最大の教会
- 教会内には大型のパイプオルガンや展望台からレイキャビク市内を一望できる
- 冬は雪化粧した教会がみれたり、毎年2月のフェスティバルでは教会がプロジェクトマッピングに投影される
- 夏は展望台から景色のよい町並みがみれたり、毎年6〜8月にはオルガンコンサートが開催される
- ハトルグリムス教会はレイキャビク市内のほとんどの場所からみえる
レイキャビク観光をするなら、ハットルグリムス教会はマストスポットです。
美しい建物を実際の目で確かめてみましょう。
アイスランド語 | Hallgrímskirkja |
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英語 | Hallgrimskirkja |
住所 | Hallgrímstorg 1 101 Reykjavík |
営業時間 | ・9:00〜20:00(教会) ・9:00〜19:45(展望台) |
料金 | ■教会 ・無料 |
■展望台 ・大人:1,300 ISK ・子供:200 ISK(7〜16歳) |
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URL | https://www.hallgrimskirkja.is/ |