アイスランドのブルーラグーン観光ガイド【世界最大の温泉施設】

アイスランドのブルーラグーン観光ガイド【世界最大の温泉施設】

こんにちは。
当サイトであるicevelを運営しているYamada(@icevel3)です。

アイスランドを代表する人気の観光スポット「ブルーラグーン 」。

ブルーラグーンは世界でも有名な温泉施設で、温泉の水は青と特徴的な色です。

「ブルーラグーンはどんな施設?どのようなサービスを受けられる?」
「アクセス方法は?予約なくても行ける?」

など疑問があるでしょう。

今回の記事は、上記に応えて、ブルーラグーンについて網羅的に解説します。

※2025年5月13日:情報を更新しました

ブルーラグーンの基本情報

ブルーラグーン

ブルーラグーン(Blue Lagoon)とは、アイスランド南西部のレイキャネス半島にある地熱温泉です。

敷地内には、世界最大の面積を誇る露天温水プールがあります。

温水プールの面積は約8,700m²で、サッカーコート約1個分よりも少し大きい広さです。

温泉の水は、乳青色(ミルキーブルー)です。

ブルーラグーンの水が青い理由は、シリカにあります。

水には、シリカ(ケイ素)・藻類・ミネラルなどが多く含まれています。
太陽光がシリカに当たると青色が反射することから、温水プールが青く見えるのです。

プールの温度は38~39℃で、コンピューターによって制御されています(場所によって温度が異なる)。

また、プールの深さにばらつきがあり、深いところでは1.4m、浅いところでは0.8m未満です。

ブルーラグーンのプラン

ブルーラグーンのプランは3種類あります。

ブルーラグーンのプラン
  • コンフォート(Comfort)
  • プレミアム(Premium)
  • シグネチャー(Signature)

コンフォートプランに含まれるのは、ブルーラグーンの入場・シリカマッドマスク・タオル・ドリンク1杯です。

プレミアムプランにアップグレードすると、マスク2枚・バスローブ・ドリンク2杯が追加されます。

さらに、シグネチャープランにアップグレードすると、追加でブルーラグーンのスキンケア製品を持ち帰ることができます。

ブルーラグーンのアクセス方法

ブルーラグーンへのアクセスは、車やバスなどがあります。

アイスランドの空の玄関口「ケプラヴィーク国際空港」からブルーラグーンまでは、車やバスで約20分です。

アイスランドの首都「レイキャビク」からブルーラグーンまでは、車やバスで約50分です。

レンタカーでブルーラグーンに訪れる場合は、無料の駐車場に車を止めましょう。

ケプラヴィーク国際空港やレイキャビクでは、ブルーラグーン行きの直通バスが出ています。

ほかにも、タクシーでブルーラグーンへ行く方法がありますが、割高のためおすすめできません。

ブルーラグーンの営業時間

ブルーラグーンの営業時間は、夏季と冬季で異なります。

シーズン 営業時間
夏:6月1日~8月20日 7:00~24:00
冬:8月21日~5月31日 8:00~22:00
クリスマス:12月24日 8:00~16:00
大晦日:12月31日 8:00~18:00

※2025年の情報です

ブルーラグーンは、年中無休で営業しています。

また、リトリートスパの営業時間は8:00~20:00で、年中無休です。

ブルーラグーンの歴史

ブルーラグーンは、スパ施設を目的として作られたものではなく、偶然の産物です。

1976年に地熱発電所「スヴァルスエインギ(Svartsengi)」の近くにブルーラグーンが形成されました。

地熱発電所では、余剰の地熱海水を近くの溶岩地帯にくみ上げていました。
しかし、岩に水が溜まりはじめて、今日の青いラグーンが誕生したのです。

ブルーラグーンの水は、科学者によって乾癬(かんせん)など皮膚疾患の改善効果があることがわかりました。

温泉施設として公式にオープンしたのは1987年です。
何年もかけて施設が拡大され、今ではアイスランドの観光名所として世界中で有名になりました。

なお、ブルーラグーンの水は安全で人体に有害な物質は含まれていません。
水質の検査をしており、継続的に監視されています。

ブルーラグーンの見どころ

ブルーラグーンの施設・サービスなどの見どころを紹介します。

ブルーラグーンの主な見どころ
  • マスクバー
  • 温泉内のバー
  • オーロラ
  • マッサージ
  • セラピー
  • サウナ
  • ホテル
  • レストラン・カフェ
  • スキンケア製品の店舗
  • スパ

マスクバー

シリカマッドマスク

マスクバーはフェイスマスクを提供する場所で、温水プールのエリア内にあります。

マスクは4種類あり、各特徴は以下のとおりです。

マスクの種類 特徴
シリカマッドマスク(Silica Mud Mask) 肌のバリア機能を高め、毛穴を引き締めるフェイスマスク
アルジーマスク(Algae Mask) 肌の輝きを引き出す栄養豊富なフェイスマスク
ミネラルマスク(Mineral Mask) 保湿力で肌の水分レベルを高めるフェイスマスク
ラヴァスクラブマスク(Lava Scrub Mask) 古い角質を除去し、ターンオーバーを促進するフェイスマスク

ブルーラグーンの全プランには、シリカマッドマスクが含まれています。

プレミアムプランやシグネチャープランでは、加えて2つのマスクを選ぶことが可能です。

温泉内のバー

水中バー

温水プールには、お酒・ソフトドリンク・スムージーなどを飲める水中バー(In-Water Bar)があります。

温水プールから出なくても飲み物を受け取れて、飲むことが可能です。

お酒は、ビールやワイン(赤・白・スパークリング)などがあります。

お酒を飲みながら温泉に入るなど、ぜいたくな体験ができます。

オーロラ

ブルーラグーンとオーロラ

ブルーラグーンは市街地から離れているため、タイミングがよければ温水プールに浸かりながらオーロラ観察ができます。

また、ブルーラグーンには2つの宿泊施設が併設されているので、泊まるときにオーロラが見れるかもしれません。

2つの宿泊施設ではコールサービスを提供しており、夜中でもオーロラを見逃さないように知らせてくれます。

アイスランドのオーロラシーズンは、一般的に9月から4月です。

マッサージ

水中マッサージ

ブルーラグーンで疲れを癒すには、水中マッサージを利用しましょう。

水中マッサージ(In-Water Massage)は、温水プールに浸かりながらマッサージをするユニークな体験です。

浮力のあるマットで、無重力になりながらマッサージを受けられます。
セラピストが筋肉のこりやトリガーポイントに働きかけることで、深いリラクゼーションを促します。

コースは30分・60分・120分から選べます。

水中マッサージは通常のプランには含まれておらず、別途オプションです。
定員に達すると利用できないため、早めの予約をしましょう。

セラピー

フロートセラピー

ブルーラグーンで心身ともに癒されたい方は、フロートセラピーの体験をしましょう。

フロートセラピー(Float Therapy)は、水に浮かびながら軽いマッサージを行うセラピーです。

頭のキャップと足にサポートを装着することで、リラックスして浮遊できます。
筋肉や骨格の緊張を和らげ、深いリラクゼーションを体験できます。

フロートセラピーの時間は45分です。
1人またはカップルの2人で利用できます。

ブルーラグーンのプランのオプション追加で、フロートセラピーの利用が可能です。

サウナ

サウナ

ブルーラグーンには、サウナがあります。

ドライサウナだけでなく、低温のスチームサウナもあるので初心者の方にもおすすめです。

サウナの利用は、プランに含まれています。

ホテル

シリカホテル

ブルーラグーンには、シリカホテルリトリートホテルの2つの宿泊施設があります。


シリカホテル(Silica Hotel)
ブルーラグーンから徒歩10分の距離にあるホテルです。

全35の客室で、ダブル・ツインルームです。

施設内には「シリカラグーン」という専用のラグーンがあり、毎日9時から23時まで利用できます。
シリカラグーンは、ブルーラグーンと同じ成分です。

リトリートホテル(The Retreat Hotel)
ブルーラグーンから徒歩5分の距離にある5つ星のホテルです。

2018年にオープンし、全60の客室はスイートルームです。

スイートルームは6種類あり、プライベートのテラスやラグーンが付いたものがあります。

ホテルの利用者は、リトリートスパやブルーラグーンの入場が可能です。

アメニティには、ブルーラグーンのスキンケア製品があります。

朝食やヨガもサービスに含まれています。


レストラン・カフェ

ラヴァレストラン

ブルーラグーンには、レストランやカフェなどの飲食店があります。


ラヴァレストラン(Lava Restaurant)
地元の食材を使った料理を楽しめるレストランです。

メインディッシュはタラ・ラム・ビーフなど、さまざまです。
アラカルトやデザートもあり、お子さま向けの料理もあります。

レストランは事前に予約しましょう。

モスレストラン(Moss Restaurant)
2023年にミシュランの星を獲得したレストランです。

コース内容は季節ごとに変わり、旬の食材を使用しています。

ワインセラーには世界中から厳選されたワインがあり、ペアリングできます。

レストランの予約は事前にしましょう。

スパレストラン(Spa Restaurant)
軽食がメインのレストランです。

ローブで入店できて、予約はいりません。

肉料理・海鮮料理・サラダなどがあり、味噌汁や寿司もあります。

ブルーカフェ(Blue Café)
軽食やドリンクを提供するカフェです。

サンドイッチ・マフィン・フルーツ・ジュース・コーヒーなど、メニューはさまざまです。


スキンケア製品の店舗

ブルーラグーンの店舗

ブルーラグーンには、自社ブランドのスキンケア製品を販売する店舗があります。

スキンケアを利用して気に入った方は、自分用やお土産用に購入するとよいでしょう。

なお、ブルーラグーンの店舗はレイキャビク市内やケプラヴィーク国際空港にもあります。

スパ

リトリートスパ

リトリートホテルにあるスパは、日帰りでも利用が可能です。

5時間滞在できるリトリートスパのプランでは、リトリートラグーンやブルーラグーンの入場が含まれています。

ほかにも、プライベート用の更衣室(2名まで)・スキンケアのアメニティ・ドリンクなど、サービスはさまざまです。

リトリートスパとリトリートラグーンはブルーラグーンほど混雑していないので、のんびりできます。

ラグジュアリーな体験をしたい方は、リトリートスパを利用するとよいでしょう。

ちなみに、リトリートスパやリトリートラグーンでは電子機器の持ち込みは禁止されています。

ブルーラグーンに訪れる前に知っておくべきポイント

アイスランド旅行でブルーラグーンを訪れる方は、以下のポイントを押さえましょう。

ブルーラグーンに訪れるときのポイント
  • 噴火で閉鎖される恐れがある
  • 事前予約は必須
  • 露天温水プールの入り方
  • 訪れる最適な時期
  • 滞在時間の目安
  • 持ち物
  • 荷物とロッカー

噴火で閉鎖される恐れがある

ブルーラグーンがあるレイキャネス半島では、2021年から火山活動が活発で、噴火でブルーラグーンが閉鎖される可能性があります。

実際に、2025年4月1日にレイキャネス半島で噴火が起こり、ブルーラグーンが一時閉鎖されました(翌日には営業再開)。

ブルーラグーンが閉鎖されることを想定して、旅行計画を立てるとよいでしょう。

なお、ブルーラグーンの営業情報は公式サイトを確認してください。

事前予約は必須

ブルーラグーンの入場は、事前予約が必須です。

予約は、公式サイトまたは旅行代理店からできます。

ブルーラグーンの入場は時間指定で、1時間ごとに予約できます。
定員に限りがあるので、早めの予約をしましょう。

なお、ブルーラグーンの公式サイトは日本語に対応していません。
一部の旅行代理店のWebサイトでは、日本語に対応しています。

露天温水プールの入り方

ブルーラグーンの露天温水プールに入る前に、裸でシャワーを浴びましょう
シャワールームは、共用と個室タイプがあります。

温水プールは男女混浴のため、水着の着用は必須です。

水着の上にTシャツや短パンを着て、温水プールに入っても問題はありません。

なお、サウナやスパでも水着の着用は必須です。

温泉にはシリカが多く含まれているため、水に浸かると髪が傷む可能性があります。
シャワーを浴びるときに、髪にコンディショナーを付けてから、プールに入りましょう。
コンディショナーの利用は無料です。

髪が長い方は、ポニーテールやお団子ヘアにするのをおすすめします。

また、ネックレス・指輪・ブレスレットなどの装飾品は外してから温水プールに入りましょう。
装飾品の紛失・盗難や、温泉で装飾品にダメージを与えないためです。

温水プールにスマートフォンやカメラを持ち込んでも良いですが、機器が濡れないように防水ケースなどの対策をしましょう。

訪れる最適な時期

ブルーラグーンに訪れる最適な時期は、目的によって異なります

気温が暖かい時期に訪れたい場合は、夏(6月~8月)がベストです。

冬(11月~3月)は気温が低く天候が不安定ですが、運が良ければオーロラを見ながら温泉に入れるかもしれません。

ゆっくりくつろぎたい方は、オフシーズンの春(4月~5月)や秋(9月~10月)に訪れましょう。

なお、混雑を避けたい方は、観光客が比較的少ない早朝と夕方以降にブルーラグーンへ行きましょう。

滞在時間の目安

ブルーラグーンでは、滞在時間に制限はありません。
ただし、リトリートスパのプランでは5時間と決まっています。

ブルーラグーンによると、一般的に2時間から4時間の滞在を推奨しています(※)。
露天温水プール・マスクバー・温泉内のバー・スパのアメニティなどを楽しめる時間です。

セラピーやマッサージなどを利用する場合は、追加で時間を確保しましょう。

ブルーラグーンのレストランやカフェを利用する方も、時間に余裕をもつことをおすすめします。

※参考:Top 10 questions about the Blue Lagoon

持ち物

ブルーラグーンでは基本的に手ぶらでも問題ありませんが、持っていくとよい物を挙げると以下のとおりです。

持ち物 補足
水着 受付でレンタル可能
タオル すべてのプランに含まれている
サンダル ブルーラグーン内は裸足でも問題なし
シャンプー・コンディショナー・ボディソープ シャワールームに用意してある
無料で利用できる
保湿クリーム 無料で利用できる
サングラス 日差しが水面に反射してまぶしいことがある
ヘアゴム・スイムキャップ 温水プールで髪が濡れないようにするときに便利
防水ケース 温水プールにスマートフォンやカメラを持ち込むときに便利

こだわりの物がある方は、用意しましょう。

荷物とロッカー

ブルーラグーンの利用者はロッカーが与えられるので、そこに貴重品やカバンを入れましょう。

スーツケースなど大型の荷物がある方は、ブルーラグーンの駐車場の近くに荷物の預かり所(有料)があります。

電子ブレスレットについて

ブルーラグーンへ入場するときに、電子ブレスレットが渡されます。

電子ブレスレットは、ロッカーの鍵の機能があります。

また、電子ブレスレットがあれば温水プールにあるバーで飲み物の購入が可能です。
チェックアウトするときに、清算する仕組みです。

電子ブレスレットを紛失した場合は、手数料が発生するので注意しましょう。

【まとめ】ブルーラグーンで心身共にリフレッシュ!

アイスランドにあるブルーラグーンを解説しました。

今回の記事をまとめると、以下のとおりです。

まとめ
  • ブルーラグーンは世界最大級の露天温泉がある施設
  • バー・サウナ・マッサージ・レストランなど、施設・サービスは充実している
  • ブルーラグーンの入場は事前予約が必須
  • 露天温水プールでは水着が必要

日本では味わえない温泉の体験ができるでしょう。

旅の疲れや癒しを求めて、ブルーラグーンに訪れてみてはいかがでしょうか。

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