こんにちは。
当サイトであるicevelを運営しているYamada(@icevel3)です。
私は2018年2月6日から12日の1週間、個人旅行でアイスランドを訪れました。
アイスランドでは、大迫力の滝や神秘的な絶景の「氷の洞窟」など、大自然を満喫しました。
アイスランドに旅行をしたい方の中には、
「アイスランド旅行の費用はいくら?どのくらいの予算が必要?」
「アイスランドへ行きたいけど、なるべく費用を抑えた方法が知りたい!」
など疑問や知りたいことがあると想います。
今回の記事では、個人旅行でアイスランドにいった費用の内訳と平均相場、個人旅行とツアー旅行の費用比較、費用を安く抑えるコツなどを紹介しています。
アイスランド旅行を考えている方は参考になさってください。
アイスランド旅行でかかった費用と相場
アイスランド旅行(5泊7日)でかかった費用を公開したいと思います。
日本で事前に用意した服や靴、パスポートなどに関しては、除いています。
- 航空券代:144,700円
- ツアー代:84,121円
- 交通費:6,372円
- 宿泊代:26,867円
- 食費代:12,173円
- お土産代:8,736円
- 合計:282,969円
※ 費用は1人あたり
※ 価格は当時のレート(2018年2月)のもの
※ 1 ISK(アイスランド・クローナ)=1.08円で計算しています
今回のアイスランド旅行では一人旅をしたのですが、想定外の出費もあって上記のような費用になりました。
それでは、各費用の内訳を平均的な相場とともに紹介していきます。
航空券代
日本からアイスランドまでの航空券代は、144,700円かかりました。
【航空券代】費用の内訳
- 新千歳空港(札幌)〜成田空港(東京)
- 12,840円:片道
- 成田空港〜カストラップ空港(デンマーク)~ケプラヴィーク国際空港(アイスランド)
- 121,000円:往復
- 成田空港(東京)〜新千歳空港(札幌)
- 10,860円:片道
日本からアイスランドまでの直行便や定期便はないので、最低でも1回は乗り継ぎが発生します。
航空券代の平均的な費用
日本からアイスランドまでの飛行機で乗り継ぎが1回であれば、エコノミークラスの航空券は12万円〜20万円ほどです(シーズンによって費用が大きく異なります)。
日本からアイスランドまで飛行機の乗り継ぎが2回以上など、航空券が安いルートであれば航空券が10万円〜11万円台がみつかるでしょう。
ツアー代
ツアー代は、84,121円かかりました。
【ツアー代】費用の内訳
- ゴールデンサークルツアー
- 7,549円:日帰り
- 南海岸&氷の洞窟ツアー
- 76,572円:1泊2日(ホテル代込み)
上記2つのツアーの他にも、オーロラツアー(日帰り)に参加する予定だったのですが、天候が悪くて中止となってしまいました(ツアー代の返金はされました)。
現地ツアーの手配は「Guide to Iceland」というオンライン予約ができる検索・比較サイトを利用しました。
「Guide to Iceland」のサイトは、アイスランドの企業が運営されていますが、サイトが日本語対応していたり、日本人スタッフによるサポート体制がなされています。
ツアー代の平均的な費用
アイスランド国内には多くの旅行会社があります。
現地の旅行会社が主催する代表的なツアーの費用相場は、以下の通りです。
- ゴールデンサークルツアー(日帰り):6,000円〜7,000円ほど
- オーロラツアー(日帰り):5,000円〜12,000円ほど
- 氷の洞窟ツアー(現地発):11,000円〜18,000円ほど
交通費
交通費は、6,372円かかりました。
【交通費】費用の内訳
- ケプラヴィーク国際空港~レイキャビク市内の宿泊施設前まで
- 6,372円:往復
アイスランドの空の玄関口である「ケプラヴィーク国際空港」から、アイスランドの首都である「レイキャビク」までの距離は約50kmあります。
ケプラヴィーク国際空港からレイキャビクまでの一般的な移動手段は、エアポートバスやレンタカーなどです(鉄道は走っていません)。
今回のアイスランド旅行では、Reykjavik Excursions社の「flybus(フライバス)」というエアポートバスを利用しました。
交通費の平均的な費用
ケプラヴィーク空港とレイキャビクを結ぶ交通機関の費用相場(往復)は、以下の通りです。
- エアポートバス:7,000円ほど
- 市営バス:3,500円ほど
- タクシー:32,000円〜3,6000円ほど
宿泊代
宿泊代は、26,867円かかりました。
【宿泊代】費用の内訳
- Hlemmur Square(フレンムル・スクエア)
- 3,894円(1泊)
- Oddsson Hotel(オッドソン・ホテル)※
- 22,973円(3泊)
※ Oddsson Hotelは移転し、現在はCircle Hostel(サークル・ホステル)というホステルです
Hlemmur Squareに宿泊した理由は、レイキャビクの中心地に位置しており、ドミトリールームの宿泊費が安かったからです。
Oddsson Hotelに宿泊した理由は、物価が高いアイスランドでも宿泊費が比較的に安めだったのだったからです(レイキャビクの中心地から少し離れていました)。
宿泊代の平均的な費用
レイキャビク市内にあるホテルの費用相場は、以下の通りです。
- 星なし・1つ星ホテル:1人1泊3,000円〜6,000円ほど
- 2つ星・3つ星ホテル:1人1泊7,400円〜10万円ほど
- 4つ星や5つ星ホテル:1人1泊17万円〜30万円ほど
ゲストハウスやアパートメントなど低価格タイプのホステルであれば、1万円以下がみつかるでしょう。
アイスランドのハイシーズン(6月〜8月)は宿泊費が高くなる傾向があり、オフシーズンは少し割安になります。
ハイシーズンには宿泊施設が予約で埋まる可能性が高いので、早めに宿泊施設の予約をするといいでしょう。
食費代
食費代は、12,173円かかりました。
食費は安く抑えることができたのですが、レストランで食事をしたときに注文していた料理と運ばれてきた料理に間違いがあり、予想よりも高くついてしまいました(ロブスター料理が日本円で6,696円でした)。
食費代の平均的な費用
アイスランド滞在時の食費は、日本と比べると高い傾向にあります。
レストランでもワンプレートで平均2,000円〜4,000円ほどかかります。
また、コーラ(500ml)は約400円ほどで、サンドイッチは約700円ほどします。
お土産代
お土産代は、8,736円でした。
【お土産代】費用の内訳
- 手袋(ウール素材)
- 3,985円
- ポストカード
- 324円(3枚)
- 置物(ヴァイキング)
- 949円
- アイスランドの古い硬貨
- 1,447円
- チョコレート
- 1,010円(4つ)
- スキール
- 1,021円(3つ)
ウール素材のセーター(ロパペイサ)が欲しかったのですが、3万~4万と結構高かったので手袋にしました…。
その他にアイスランド旅行でかかる費用相場
アイスランド旅行(個人旅行・一人旅)でかかった費用を紹介しましたが、旅行プランによって今まで紹介した以外にも費用がかかる場合があります。
- アクティビティ代
- レンタカー代
- 通信費
- 海外旅行保険
それぞれの費用相場を掘り下げて解説していきます。
アクティビティ代
アイスランドは滝や黒い砂浜、火山、温泉、間欠泉など、自然を体験できるアクティビティが多く、入場料が無料のところが多いです。
ただし、温泉施設のブルーラグーンは入場料がかかったり、ゴールデンサークルエリアにあるケリズ火山湖は入山料がかかるなど、アクティビティによって費用がかかります。
その他にも氷河ハイキングや乗馬、スキューバー、ホエールウォッチングなどのアクティビティも有料です。
レンタカー代
レンタカー代の費用目安(1日平均)
- 2WD(二輪駆動)
- 4,500円〜10,500円ほど
- 4WD(四輪駆動)
- 11,000円〜27,000円ほど
- キャンピングカー
- 15,000円〜27,000円ほど
※車のモデルやシーズンによって費用が異なります
アイスランドは鉄道が走っていないので、観光スポットに移動する主な手段は「ツアーバス」や「レンタカー」です。
レンタカーはツアーバスと比べて、自由にスケジュールを立てることができます。
レンタカーショップは、ケプラヴィーク国際空港内やレイキャビク市内にもいくつかあります。
レンタカーの手配は「Guide to Iceland」から行えます。
Guide to Icelandでは、HondaやSuzukiなどの日本車も取り扱っています。
【Guide to Iceland】
レンタカーの予約はこちら

アイスランドでは日本車をよくみかけました!
レンタカー代には保険・補償が含まれている場合が多い
アイスランドのほとんどのレンタカーショップでは、免責補償制度がレンタカーの利用料金に含まれています。
免責補償制度(CDW)は、万一の事故の際にレンタカーを借りた側が負担する金額(免責額)を免除することができる制度のことです。
免責補償制度の他にも、オプションで保険・補償に加入することができます。
保険・補償のオプション内容を一部挙げると以下になります。
- CDWよりも補償内容が手厚い(SCDW)
- 砂利や石による損害の補償(GP)
- 火山灰や砂による損害の補償(SAAP)
レンタカーショップによって保険・補償の内容が異なるので、くわしくはレンタカーショップで聞くといいでしょう。

アイスランドは右側通行・左ハンドルと日本と環境が異なり、レイキャビク郊外は未舗装の道路も多いので、慣れないうちには安全運転を心がけましょう。
通信費
通信費の費用目安
- Wi-Fi機器のレンタル(1日平均)
- 980円〜2,780円ほど
- 携帯会社の海外パケット定額(1日平均)
- 1,980円〜2,980円ほど
- 現地のSIMカード(10GBの場合)
- 3,000円ほど
渡航先で地図やアクセス方法などの調べ物をしたりSNSに投稿するときには、スマートフォンが必要になります。
海外旅行でスマートフォンを使用する場合、国内と同じ感覚で使用すると帰国後に高額な通信費の請求がくる可能性があります。
通信費を抑えるには、以下の方法が挙げられます。
- 公共施設で無料のWi-Fiを利用する
- 利用している携帯会社の海外パケット定額を利用
- 海外用のモバイルWi-Fiルーターのレンタル
- 現地のSIMカードを購入
アイスランドでは空港内や宿泊施設、カフェ、ツアーバスの中でも無料のWi-Fiに接続できました(サイトの閲覧やメールの送受信もできました)。
町中では無料のWi-Fiスポットがあるので、それほど困らないでしょう。
海外旅行保険
渡航先で病気やケガ、盗難など、トラブルが起こる場合にそなえて、海外旅行保険の利用を検討することがあります。
海外旅行保険には、大きく分けると2種類あります。
- クレジットカード付帯の海外旅行保険
- 保険会社の海外旅行保険
クレジットカード付帯の海外旅行保険は、申込手続きが必要ないので手軽に利用することができます。
保険会社の海外旅行保険は、クレジットカード付帯の海外旅行保険よりも補償内容が充実だったりします。
アイスランドは世界平和度指数で毎年上位にランクインするほど治安がよい国ですが、スリや窃盗に巻き込まれる確率はゼロではないです。
海外旅行保険の利用については、よく考えるといいでしょう。
個人旅行とツアー旅行でかかる費用比較
海外旅行の手配方法には、大きく分けて2種類あります。
- 個人旅行:移動手段や宿泊、食事など、旅行に関する全てものを自分で手配する方法
- ツアー旅行:一般的に旅行会社が移動手段や宿泊などを手配してくれる方法
今回は、5泊7日で個人旅行をした場合と、ツアー旅行をした場合にかかる費用(目安)をシュミレーションしていきます。
※1人あたりの費用
個人旅行(格安重視) | 費用相場 | 説明 |
---|---|---|
合計 | 23.5万円 | |
航空券代 | 14万円 | 座席はエコノミークラス |
宿泊代 | 3万円 | 格安のホステルに宿泊 |
レンタカー代 | 3.5万円 | 2WDを5日間レンタル ガソリン代を含む |
食費代 | 2万円 | スーパーマーケットを利用して自炊 |
ツアー・アクティビティ | 1万円 | ・ブルーラグーン ・ハットグリムス教会(展望台) |
格安を重視した個人旅行では、レンタカーを使った旅を想定しています。
宿泊代や食事代を安くできれば、20万円台前半に抑えることができるでしょう。
個人旅行(プチ贅沢) | 費用相場 | 説明 |
---|---|---|
合計 | 46.5万円 | |
航空券代 | 28万円 | 座席はビジネスクラス |
宿泊代 | 5万円 | 2つ星ホテルに宿泊 |
レンタカー代 | 6.5万円 | 4WDを5日間レンタル |
4WDを5日間レンタル | 4万円 | レストランやスーパーマーケットを利用 |
ツアー・アクティビティ | 3万円 | ・ブルーラグーン ・ハットグリムス教会(展望台) ・シルフラの泉 |
プチ贅沢な個人旅行では、レンタカーを使った旅を想定しています。
アイスランド旅行を満喫したい場合は、30万円台後半〜40万円台の費用が相場です。
ツアー旅行(フリープラン) | 費用相場 | 説明 |
---|---|---|
合計 | 33.2万円 | |
航空券代 | 30万円 | 日本国内の旅行会社を想定 |
宿泊代 | ||
交通費 | ||
食費代 | 1.5万円 | レストランやスーパーマーケットを利用 |
ツアー・アクティビティ | 1.7万円 | ・ゴールデンサークルツアー ・ブルーラグーン ・ハットグリムス教会(展望台) |
ツアー旅行のフリープランは、日本からアイスランドまでの移動手段と宿泊施設をセットにしたツアーです。
食事代では、朝食がツアー旅行のプランに含まれているのを想定しています。
フリープランのツアー旅行の費用相場は、20万円台後半〜30万円台ほどです。
ツアー旅行(添乗員付き) | 費用相場 | 説明 |
---|---|---|
合計 | 45万円 | |
航空券代 | – | 日本国内の旅行会社を想定 |
宿泊代 | – | |
交通費 | – | |
食費代 | – | |
ツアー・アクティビティ | – |
ツアー旅行の添乗員付きは、出国からら帰国まで旅行に関する全てをサポートしてるツアーです。
添乗員付きのツアー旅行の費用相場は、30万円後半〜40万円台ほどです。
個人旅行とツアー旅行はどちらがお得?
個人旅行とツアー旅行を4パターンでシュミレーションしてきましたが「お得なのは個人旅行?それもともツアー旅行?」と想う方もいるでしょう。
結論としては、旅行の内容や行く時期によって、どちらがお得なのか違います。
個人旅行がお得なケース
- ハイシーズンの旅行
- 6月〜8月のハイシーズン時期はツアー旅行が高額になるので、個人旅行のほうが費用が安定的でお得
- 1週間以上の旅行
- 基本的に1週間以上のツアー旅行は少ないので、個人旅行の方がお得なケースが多い
ツアー旅行がお得なケース
- オフシーズンの旅行
- 個人旅行よりも破格な価格がみつかることがある
- 定番の観光スポットを回る旅行
- ゴールデンサークル やブルーラグーンなど、定番の観光スポットは各社で競合が発生するのでツアーが割安
- 複数の国を旅行
- アイスランドを含む2カ国以上の旅行をする場合は、個人旅行よりもツアー旅行の方が安く済むことがある
アイスランドのみを旅行する場合は、自由度の高い個人旅行、手配がラクなツアー旅行のどちらかを選ぶといいでしょう。
旅行費用をなるべく抑えるコツ
アイスランドは日本と比べると物価が高い(大体2~3倍ぐらい)ので「なるべく旅行費用を抑えたい」と想う方もいるでしょう。
ここからは、アイスランド旅行で費用をなるべく抑えるコツを4つご紹介します。
1.ツアー比較サイトを利用
アイスランドでツアーに参加するなら、ツアー比較サイトを利用しましょう。
アイスランドのツアーを比較できるサイトは、先ほど紹介していますが「Guide to Iceland」です。
Guide to Icelandは、アイスランド国内あるツアー会社がサービスを提供している現地ツアーを1つのサイトにまとめて比較・検索をすることができます。
2.スーパーマーケットで食材を買って自炊
日本よりも物価が高いアイスランドでは、食費を抑えるなら自炊をするといいでしょう。
アイスランドにはボーナス(Bónus)というスーパーマーケットがあります。
ボーナスはアイスランド国内のスーパーマーケットの中でも商品価格が安いので、食費を抑えたいならオススメのスーパーマーケットです。
ボーナスはレイキャビク市内に数店舗ありますが閉店時間が18時〜19時と短いので、食料を購入するときには営業時間に注意しましょう(店舗によって閉店時間が異なる)。
アパートメントタイプのホテルやホステル、ゲストハウスなどではキッチンが備え付けのところが多いので、自炊をできるでしょう。
3.日本から食料を持っていく
食費を節約するために日本から食料を持っていくとよいでしょう。
私がアイスランド旅行をしたときには、日本からカップ麺やカロリーメイト、インスタントのみそ汁を持っていきました。
1日3食のうち、1食だけ日本から持ってきた食料を食べることで食費を節約することができます。

日本食が恋しくなる方は、日本から食料を持っていくといいと思います!
4.キャンプ場で宿泊をして宿泊費を節約
アイスランド国内をレンタカーで回っている方は、キャンプ場でテントを張ったりキャンピングカーで宿泊することで、宿泊費を節約することができます。
アイスランド国内にはキャンプ場が数多くあり、アイスランドの大自然を肌で感じることができます。
テントやキャンピングカーで宿泊するときには、必ずキャンプ場内にしましょう。
アイスランドでは、キャンプ場以外でキャンプをしたり車を止めて車中泊をすることは違法となっています。
マナーを守る上でも、キャンプ泊や車中泊をするならキャンプ場内にしましょう。
【まとめ】アイスランド旅行費用は安くないが抑えることは可能
アイスランドの個人旅行でかかった費用や平均相場、個人旅行とツアー旅行の費用比較、旅行費用を安く抑える方法を解説しました。
あらためて、アイスランドでかかりそうな費用をあげると以下になります。
- 航空券代
- ツアー代
- 交通費
- 宿泊代
- 食費代
- お土産代
- アクティビティ代
- レンタカー代
- 通信費
- 海外旅行保険
私は今回のアイスランド旅行で約28万円かかりましたが、旅行のスタイル(個人旅行・ツアー旅行)や行く時期など、人によって旅行費用が異なってきます。
日本からアイスランドへ行くのに、費用は決して安くありません。
しかし、旅行中に自炊をしたり日本から食料をもってくるなど、費用を抑えることは可能です。
手つかずの大自然が残るアイスランドに行ってみてはいかがでしょうか?
