こんにちは。
当サイトであるicevelを運営しているYamada(@icevel3)です。
今回は、神秘の自然現象であるオーロラについてです。
地球上には「オーロラベルト」と呼ばれるオーロラの発生確率が高いエリアがあります。
アイスランドはオーロラベルトの真下に位置しており、全土でオーロラ観測ができます。
私は、2018年2月上旬に初めての海外旅行でアイスランドに訪れました。
アイスランド滞在中にオーロラツアーを予約していたのですが、天候に恵まれずオーロラを見ることができませんでした(次は絶対に見たい!)。
オーロラを見られなかったのですが、今回の記事内容というのがアイスランドのオーロラ観測におすすめのスポットです。
「アイスランドのオーロラ観測スポットを知りたい!」
「アイスランドでオーロラの写真を撮りたいから、おすすめのスポットを知りたい!」
などについて知りたい方は、参考になるかと想います。
現地のツアーに参加したとき、ガイドドライバーの方にオーロラの観測スポットを聞いたので、ご紹介していきます!
地方別!アイスランドのオーロラスポット
アイスランド国内は、8つの地方によって分けられています。
- レイキャビク地方
- 南部地方
- 南西部地方
- 西部地方
- 西部フィヨルド地方
- 北西部地方
- 北東部地方
- 東部地方
今回はアイスランドにある8つの地方の中で、6つの地方にあるオーロラスポットをご紹介していきます。
レイキャビク地方(市内)でオーロラ観測をするスポット
アイスランドの首都であるレイキャビク市内でオーロラ観測するスポットを4ヵ所、ご紹介していきます。
基本的にオーロラを見る条件の一つに挙げられるのが、光害の影響がない・少ないところです。
明かりの影響が少ないと空が暗いので、オーロラ観測に適しています。
以上から、レイキャビク市内でオーロラ観測をするのは条件としてベストではないのかもしれません。
しかし、レイキャビク市内でも光害が少ないエリアはあります。
今からご紹介するレイキャビク市内のオーロラ観測スポットは、街の中心部から徒歩圏内です。
チョルトニン湖
レイキャビクの中心部に位置するチョルトニン湖(Tjörnin)は、市民の憩いの場として親しまれている湖です。
冬になると凍った湖の上でスケートを楽しむことができます。
チョルトニン湖は開けた場所なので空が広く、光害の影響も少ないのでオーロラをみれる可能性があるでしょう。
ハルパ付近の海沿い
レイキャビクの北側に位置する多目的ホールのハルパ(Harpa)付近は海沿いなので、オーロラ観測に適したスポットです。
ハルパは、2011年に誕生したコンサートホール&会議センターです。
ハルパ付近の海沿いには遊歩道があります。
海沿いの遊歩道にはサン・ボイジャー(太陽の航海者)という彫刻作品があります。
オーロラが出現する方角によっては、彫刻作品とオーロラがコラボした写真が撮れるかもしれません。
ペルトラン
レイキャビクの南に位置するドーム型の建物であるペルトラン(Perlan)は、小高い丘の上にあるので、レイキャビク市内の夜景やオーロラがみれるスポットです。
ペルトランは1991年に誕生した複合施設で、氷の洞窟を人口的に再現した展示があるのが特徴です。
また、ペルトランには有料の展望デッキがあります。
展望デッキでは360度レイキャビクの街並みを一望できるので、オーロラ観測するのもよいでしょう。
ペルトランの営業時間は22:00までです。
クランブラトゥン公園
レイキャビク中心部にあるフレンムルから徒歩約5分ほどに位置しているクランブラトゥン(Klambratún)という公園があります。
クランブラトゥン公園はレイキャビク市内で大きな公園で、敷地内には美術館もあります。
クランブラトゥン公園内の広場は木で囲まれているので、オーロラ観測をすることができるでしょう。
レイキャビク地方(市外)のオーロラ観測スポット
続いて、レキャビク市外にあるオーロラ観測するスポットを2ヵ所、ご紹介していきます。
グロッタの灯台
レイキャビクの西に位置するセルチャルトナルネースという町には、グロッタ(Grótta)という灯台があります。
グロッタの灯台は、アイスランドのオーロラスポットとして有名で、多くの観光客がオーロラの写真を撮りに、このセルチャルトナルネースに訪れます。
干潮時になるとグロッタの灯台へと続く道が現れ、徒歩5分ほどで渡ることができます。
レイキャビク中心部からセルチャルトナルネースにあるグロッタの灯台までは、徒歩で約1時間かかるので、レンタカーでいくとよいでしょう。
ヴィーズエイ島
レイキャビクの沖合にある小さな無人島のヴィーズエイ島(Viðey)は、光害も少ないのでオーロラ観測で適したスポットです。
ヴィーズエイ島には2007年に建てられた塔のイマジン・ピース・タワーがあります。
このイマジン・ピース・タワーの建設の構想した人物がジョン・レノンの妻であるオノ・ヨーコになります。
ヴィーズエイ島へ行くには、レイキャビクからフェリーが出ています(フェリーで約5分ほど)。
しかし、オーロラが出現する夜にはフェリーが出ていないので、オーロラツアーに参加するとヴィーズエイ島へいけるでしょう。
10月と11月の間にヴィーズエイ島でのオーロラツアーが開催されているようです。
タイミングが合えば、ヴィーズエイ島へオーロラをみにいくのもいいと思います。
アイスランド南部のオーロラ観測スポット
アイスランド南部にあるオーロラ観測スポットを5ヵ所、ご紹介していきます。
アイスランド南部には、世界遺産のシンクヴェトリル国立公園や間欠泉のゲイシールなどアイスランドで主要な観光スポットがあります。
シンクヴェトリル国立公園
シンクヴェトリル国立公園(Þingvellir National Park)の周りには町がなく、自然に囲まれているのでオーロラ観測に適しているスポットの1つです。
シンクヴェトリル国立公園は、2004年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に認定されました。
レイキャビクからシンクヴェトリル国立公園までの距離は約50kmあるので、レンタカーを借りるとよいでしょう。
レイスフィヤラ(ブラックサンドビーチ)
レイニスフィヤラのブラックサンドビーチ(Black Sand Beach)は、光害に影響されないオーロラ観測スポットです。
ブラックサンドビーチは火山岩でできた黒い砂浜です。
レイニスフィヤラのブラックサンドビーチから近い町はヴィーク(Vík)です。
ブラックサンドビーチからヴィークまでの距離は約10kmあり、レンタカーで10分ほどです。
ヴィークで宿泊施設をとって、レイニスフィヤラのブラックサンドビーチにいくとよいでしょう。
ブラックサンドビーチの波は高いので、オーロラ観測するときには海に近づくのは止めましょう。
ソルヘイマサンドゥル
ソルヘイマサンドゥル(Sólheimasandur)は、アイスランドの南海岸にある砂浜地帯です。
ソルヘイマサンドゥルの観光スポットといえば、飛行機の残骸です。
この飛行機はDC-3というアメリカ海軍が使用していたもので、1973年の事故によりソルヘイマサンドゥルへ墜落しました。
運がよければ、飛行機の残骸とオーロラの写真を撮ることができるでしょう。
飛行機の残骸へ行くには、国道1号線沿いにある駐車場から徒歩で1時間(片道)ほどかかります。
スコゥガフォス
スコゥガフォス(Skógafoss)とは滝のことで、オーロラ観測に適したスポットです。
滝の幅は約25m、落差は約62mと迫力があります。
滝の横には階段が整備されていて、階段を登るとスコゥガフォスの滝を見下ろすことができます。
スコゥガフォスの滝はヴィークという町から約34kmに位置していて、レンタカーで30分ほどです。
また、スコゥガフォスの滝の近くには宿泊施設(ホテル・スコゥガフォス)やキャンプ場などがあります。
クヴェラゲルジ
クヴェラゲルジ(Hveragerði)という小さな町は、地形の影響で晴天率が高くオーロラ観測に適しているスポットです。
クヴェラゲルジの西側には小高い山があります。
小高い山があるおかげで、海からやってくる雲をさえぎるので晴天率が高いのです。
クヴェラゲルジからレイキャビクまでの距離は約45kmあり、レンタカーだと40分ほどかかります。
また、クヴェラゲルジでは宿泊施設があります。
クヴェラゲルジにある宿泊施設に泊まってオーロラ観測をするとよいでしょう。
アイスランド南西部のオーロラ観測スポット
アイスランド南西部にあるオーロラ観測スポットを2ヵ所、ご紹介していきます。
アイスランド南西部には、アイスランドの空の玄関口であるケプラヴィーク国際空港があります。
ブルーラグーン
ブルーラグーン(Bláa lónið)で温泉につかりながらオーロラ観測ができる可能性があります。
ブルーラグーンは世界最大級の露天温泉施設で、アイスランドで人気の観光スポットです。
ブルーラグーンは、ケプラヴィーク国際空港とレイキャビクの中心に位置しています。
ケプラヴィーク国際空港やレイキャビク市内からバスが出ています。
また、ブルーラグーンの施設内にはシリカ・ホテルという宿泊施設があるので、ホテルに泊まりながらオーロラ観測をすることができるかもしれません。
ネーシャヴェトリル
ネーシャヴェトリル(Nesjavellir)の周りには大きな町がないので、オーロラ観察に適したスポットです。
ネーシャヴェトリルが位置している所は溶岩地帯で、地熱発電所があることで有名な場所です。
ネーシャヴェトリルはレイキャビクから約45kmの地点にあり、レンタカーで50分ほどです。
また、ネーシャヴェトリル付近には宿泊施設があります。
アイスランド西部のオーロラ観測スポット
アイスランド西部にあるオーロラ観測スポットを2ヵ所、ご紹介していきます。
アイスランド西部にはスナイフェルスネス半島があり、アイスランドの人々にはパワースポットの地として知られています。
キルキュフェルトル山
キルキュフェルトル山(Kirkjufell)は、アイスランドで撮られたオーロラ写真でよく登場する山です。
オーロラ写真を撮るなら、キルキュフェルトル山の向かい側にある丘がおすすめです。
キルキュフェルトル山の向かい側にある丘には、小さな滝(キルキュフェットルスフォス)があります。
滝を含めたキルキュフェルトル山を撮ることができます。
キルキュフェルトル山でオーロラ観測をする場合、近隣の町であるグルンダルフィヨルズルに滞在するとよいでしょう。
グルンダルフィヨルズルからレイキャビクまでは約180kmほどあり、レンタカーで2時間30分ほどかかります。
フーサフェットル
ボルガルフィヨルズル地区にあるフーサフェットル(Husafell)では、日本の国立極地研究所とアイスランド大学が共同で管理しているオーロラ観測ステーションがあるスポットです。
フーサフェットルには農場や教会、ホテル・フーサフェットル(Hotel Husafell)という宿泊施設などがあります。
レイキャビクからフーサフェットルまでは約130kmあり、レンタカーで移動すると2時間ほどかかります。
アイスランド北東部のオーロラ観測スポット
アイスランド北東部にあるオーロラ観測スポットを4ヵ所、ご紹介していきます。
アイスランド北東部には、アイスランドで第2の都市であるアークレイリがあります。
ゴーザフォス
ゴーザフォス(Godafoss)は、滝とオーロラを一緒にみることができるスポットです。
ゴーザフォスは、人口で作られたような左右対称的な滝であることから「The Beauty」と呼ばれることもあります。
ゴーザフォスからアークレイリまでは約35kmの距離があり、レンタカーで30分ほどかかります。
アークレイリから1号線を東に進んだ先にゴーザフォスの滝があります。
ガジル
ガジル(Gásir)という場所は海岸沿いにあり、光害が少ないエリアになります。
ガジルは中世の時代に北アイスランド地方で重要な交易場でした。
ガジルからアークレイリまでは約14kmの距離があり、レンタカーで18分ほどかかります。
アークレイリから1号線で北上して、816号線へと進むために右折します。
816号線を道なりに進むと二手に分かれるので、そのまま直進するとガジルに到着します。
フリーザルフィヤトル山のスキー場
アークレイリの西側にはフリーザルフィヤトル山(Hlíðarfjall)があります。
フリーザルフィヤトル山にはスキー場があり、アークレイリの町並みやフィヨルドの美しい光景をみながらオーロラ観測ができるロケーションです。
フリーザルフィヤトル山のスキー場からアークレイリまでは約7kmの距離があり、レンタカーで10分ほどかかります。
ミーヴァトン・ネイチャー・バス
ミーヴァトン・ネイチャー・バス(Mývatn Nature Baths)は温泉に浸かりながらオーロラ観測ができるスポットです。
温泉内には、お酒を飲みながら浸かることができるので、リラックスしながらオーロラ観測をすることができるでしょう。
ミーヴァトン・ネイチャー・バスでオーロラ観測するなら一番近い都市のレイキャフリーズ(Reykjahlíð)にある宿泊施設で泊まるとよいでしょう。
ミーヴァトン・ネイチャー・バスからレイキャフリーズまでの距離は約4kmです(レンタカーで5分ほど)。
また、ミーヴァトン・ネイチャー・バスからアークレイリまでの距離は約87kmあり、レンタカーで1時間15分ほどかかります。
アイスランド東部のオーロラ観測スポット
最後に、アイスランド東部にあるオーロラ観測スポットを2ヵ所、ご紹介していきます。
アイスランド東部は自然に囲まれたエリアで、フィヨルド地形なのが特徴です。
フィヨルドとは、氷河の侵食作用によって形成された地形の湾や入江のことです。
ヨークルスアゥルロゥン氷河湖
ヴァトナヨークトル氷河の南に位置するヨークルスアゥルロゥン(Jökulsárlón)氷河湖では、湖にオーロラが反射する光景をみることができるスポットになります。
ヨークルスアゥルロゥン氷河湖はアイスランドで最大級の湖です。
ヨークルスアゥルロゥン氷河湖でオーロラ観測するなら一番近い町のホプン(Hofn)にある宿泊施設に泊まるとよいでしょう。
ホプンからヨークルスアゥルロゥン氷河湖までの距離は約80kmで、レンタカーで1時間ほどです。
ストックスネス
アイスランド南東部にあるストックスネス(Stokksnes)半島は、自然が豊かで光害が少ないエリアです。
ストックスネス半島にある山のベストラホーン(Vestrahorn)は、その美しい風景から写真家に人気のスポットです。
ストックスネス半島から近い町はホプンで、車だと約20分ほどです。
ホプンにある宿泊施設に泊まって、ストックスネス半島でオーロラ観測するとよいでしょう。
オーロラ観測するならレンタカーの用意orツアーに参加しよう
オーロラ観測のスポットにいくには、レンタカーを用意するかオーロラツアーに参加する必要があります。
レンタカーだとツアーに参加するよりも自由にオーロラ観測をすることができます。
レンタカーは、冬の雪道に備えて4WDを借りるとよいでしょう(安全運転を心がけましょう)。
一方、オーロラツアーでは日帰りツアーやツアーパッケージの中にオーロラツアーが組み込まれていることがあります。
手軽にオーロラ観測をしたい場合、オーロラツアーに参加したほうがよいでしょう。
私がアイスランドに訪れたときには「Guide to Iceland」というサイトを利用してオーロラツアーに参加しました。
Guide to Icelandでは数多くのオーロラツアーを取り扱っていて、レンタカーの予約などもできます。
【さいごに】アイスランドでオーロラ観測をしよう!
アイスランド国内のオーロラスポットを地方別にご紹介してきました。
オーロラは自然現象なので、100%みれるとは限りません。
しかし、アイスランドの滞在日数を長めに確保したりオーロラ予報のサイトを利用することで、オーロラをみれる可能性が少しでも上げれるでしょう。
また、オーロラツアーに参加することで、ツアーガイドがその日のコンディションを把握してオーロラ観測に適したスポットに案内してくれます。
オーロラがみえなかった場合、ツアー会社によって異なりますが、別日に調整してくれることができます。
アイスランドでオーロラ観測をして、神秘的な光景を生で体験してみてはいかがでしょうか。
【Guide to Iceland】
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