こんにちは。
当サイトであるicevelを運営してるYamadaです。
北欧の国であるアイスランドでは、白夜の現象が起きます。
「アイスランドではいつ白夜が起こるの?」「なぜ白夜が起きるの?」など、疑問があると想います。
今回の記事では、アイスランドで起こる白夜の時期や期間中にやっておきたいこと、用意する物などを解説しています。
アイスランド白夜の時期
北半球では、白夜の時期は夏です。
アイスランドでは、5月・6月・7月・8月は太陽の日照時間が長いです。
特に6月20日から22日の夏至の時期は、ほとんど太陽が沈みません。
場所や日によって太陽の日照時間は異なりますが、首都のレイキャビクでは夏至の時期は約21時間も太陽が地上に昇ります。
なお、白夜の時期はアイスランド旅行のハイシーズンです。
夏のアイスランドの平均気温は10度〜13度と快適で、降水量も比較的少ないです。
白夜とは
白夜とは、夜でも空が薄明になっている、または太陽が沈んでも暗くならない自然現象です。
北極圏付近では夏至の時期に起き、南極圏付近では冬至の時期に起きます。
真夜中でも太陽が沈まない理由は、地球の自転軸にあります。
太陽に対して地球の自転軸は約23.4度傾いているため、北極や南極の付近で太陽が当たり続けるのです。
アイスランドで極夜は起きない
白夜と反対の現象である「極夜」は、アイスランドでは起きません。
極夜とは、日中でも空が薄明になっている、または太陽が沈んだ状態が続く自然現象です。
北極圏付近では冬に起き、南極圏付近では夏に起きます。
アイスランドでは極夜は起きませんが、冬は太陽の日照時間が4時間〜5時間ほどです。
なお、オーロラを見ようと冬のアイスランドへ訪れる観光客が世界からやってきます。
アイスランド日の出・日の入り
アイスランドの首都レイキャビクの日の出・日の入りは、以下のとおりです。
2024年 | 日の出 | 日の入り |
---|---|---|
1月1日 | 11:19 | 15:42 |
2月1日 | 10:09 | 17:13 |
3月1日 | 08:33 | 18:47 |
4月1日 | 06:44 | 20:20 |
5月1日 | 04:58 | 21:53 |
6月1日 | 03:21 | 23:31 |
7月1日 | 03:06 | 23:55 |
8月1日 | 04:36 | 22:29 |
9月1日 | 06:11 | 20:41 |
10月1日 | 07:37 | 18:54 |
11月1日 | 09:12 | 17:09 |
12月1日 | 10:47 | 15:46 |
また、アイスランドで最北端に位置する島「グリムセイ(Grímsey)」では、夏至の時期は太陽が24時間沈まないです。
アイスランドで白夜の期間中にやっておきたいこと
白夜の期間中にアイスランドに訪れたらやっておきたいことを紹介します。
- 滝を巡る
- 温泉に入る
- パフィンを観察
- ホエールウォッチングをする
- ハイキングをする
- 西部フィヨルドに訪れる
滝を巡る
アイスランドで滝巡りするのがおすすめです。
公式の記録はありませんが、アイスランドには1万以上の滝があるといわれています。
アイスランドに滝が多い理由の一つが氷河です。
国土の面積の約10%が氷河に覆われており、溶けた氷が川となって、海に流れます。
アイスランドで最大規模を誇る滝は、デッティフォス(Dettifoss)です。
滝の幅は約100mで高さは44mあります。
大小さまざまな規模の滝がアイスランドにはあるので、滝巡りをするとよいでしょう。
温泉に入る
アイスランドに訪れたら、温泉に浸かって旅の疲れを癒しましょう。
火山活動が活発なアイスランドでは、温泉が湧き出ています。
アイスランドで有名な温泉といえば、ブルーラグーン(Blue Lagoon)です。
施設内には地熱を利用した露天温水プールがあり、大きさはサッカーコート1面より少し広めです。
また、アイスランドには天然に湧き出た温泉も数多くあります。
たとえば、シークレットラグーン(Secret Lagoon)は100年以上の歴史がある天然温泉です。
人気の観光ルートであるゴールデンサークルにシークレットラグーンは位置しているので、観光のときに立ち寄るとよいでしょう。
パフィンを観察
白夜の期間中にアイスランドへ訪れたら、海鳥のパフィン(ニシツノメドリ)に会いにいきましょう。
パフィンは、白と黒の羽に色鮮やかなクチバシ・脚が特徴です。
アイスランドは、ニシツノメドリの観察に適した場所です。
普段は海上で生活をしていますが、春から夏の繁殖シーズンになると陸にやってきます。
現地では、パフィンを観察するツアーが開催されています。
自由にパフィンを観察したい場合は、レンタカーを借りましょう。
ホエールウォッチングをする
アイスランドの海域にはクジラ・イルカ・シャチなどがやってくるので、ホエールウォッチングに適した場所です。
アイスランドでクジラが見れる時期は4月〜9月ですが、夏はエサを求めてさまざまな種類のクジラがやってきます。
ホエールウォッチングのツアーはアイスランド各地で開催されており、レイキャビクの港から出航するツアーもあります。
白夜は日照時間が長いので、ツアーを開催する回数が多めです。
クジラなど海の生き物に出会いたい方は、ホエールウォッチングツアーに参加しましょう。
ハイキングをする
アイスランドの大自然を堪能するには、ハイキングが最適です。
夏のアイスランドは気温が暖かく快適で、日照時間が長いので夜でもハイキングができます。
アイスランドでハイキングをするなら国立公園がおすすめです。
3つの国立公園があるアイスランドでは、それぞれハイキングコースがあります。
- シングヴェトリル国立公園
- スナイフェルスヨークトル国立公園
- ヴァトナヨークトル国立公園
ハイキングをする場合は、服装や装備の準備をしましょう。
体温の調整しやすい重ね着をして、速乾性のある素材のインナーがおすすめです。
西部フィヨルドに訪れる
夏のアイスランドは、西部フィヨルドへ訪れるのに適した時期です。
西部フィヨルドはアイスランドの北西にある地方で、人口が少なく手付かずの自然が残っています。
冬の西部フィヨルドは、雪の影響で道路が封鎖されることがあります。
そのため、6月〜8月の白夜シーズンには西部フィヨルドへ訪れる観光客が多いです。
西部フィヨルドの主な見所は、以下のとおりです。
観光スポット | 概要 |
---|---|
ラゥトラビャルグ(Látrabjarg) | 多種多様の海鳥が集まる崖 |
ラウダサンドゥル(Rauðisandur) | 赤い砂が広がる約10kmのビーチ |
ディンヤンディ(Dynjandi) | 高さ100mの滝で、西部フィヨルドでは最大 |
ホルンストランディル(Hornstrandir) | ハイカーに人気の自然保護区 |
西部フィヨルドへのアクセス方法は、レンタカー・飛行機・フェリー・バスなどがあります。
アイスランドでワイルドな体験をしたい方は、西部フィヨルドへ行くとよいでしょう。
白夜の時期にアイスランド旅行するときに用意する物
白夜の時期にアイスランド旅行をする場合、用意しておきたい物は以下のとおりです。
- アイマスク
- 日焼け止め
- サングラス
白夜の時期は夜でも明るいので、寝るときにアイマスクがあるとよいでしょう。
また、太陽による紫外線対策で日焼け止めやサングラスがあるとベストです。
【まとめ】白夜を体験しにアイスランドへ行こう
アイスランドの白夜について解説をしました。
白夜は太陽が沈まない、または沈んでも薄明が続く現象です。
北半球では夏の時期に白夜が起き、5月〜8月のアイスランドは太陽の日照時間が長いです。
白夜の時期は日照時間が長いので、観光をとことん楽しめます。
日本では体験できない白夜の時期にアイスランドへ訪れてみてはいかがでしょうか。