こんにちは。
当サイトであるicevelを運営しているYamada(@icevel3)です。
北欧のアイスランドでは、年間200万人以上の外国人観光客が訪れます。
アイスランドの首都はレイキャビクで、旅行の拠点にもなる町です。
「アイスランド旅行を計画しているけど、レイキャビクで何をすればよい?」
「レイキャビクでおすすめの観光地は?」
など疑問があると想います。
今回の記事は、レイキャビクでおすすめの観光スポット10選です。
ほかにも、レイキャビクに訪れたらやりたいこと、1日観光のモデルコース、レイキャビク周辺のおすすめ観光スポットも解説します。
レイキャビクの観光を計画している方は、参考になさってください。
レイキャビクとはアイスランドの首都
レイキャビク(Reykjavík)は、アイスランドの首都で最大の都市です。
場所はアイスランド南西部の湾「ファクサ(Faxaflói)」の南に位置し、世界で最北端の首都です。
レイキャビクの人口は約13万人で、アイスランドの全人口(約38万人)のおよそ3人に1人はレイキャビク市内に住んでいます。
地名の由来は古ノルド語の「Reykur 」「Vik」からきており、意味は「煙たなびく湾」です。
最初の入植者たちが、地面から立ち昇る煙を見てレイキャビクと名付けたとされています。
実際には、煙ではなく温泉から立ち昇る蒸気でした。
なお、レイキャビクと名付けたのはインゴールヴル・アルナルソン(Ingólfur Arnarson)といわれています。
彼はノルウェー出身のヴァイキングで、874年にアイスランドに最初に入植した人物です。
当時のレイキャビクには大小さまざまな規模の農場が点在していただけですが、都市として発展したのは18世紀ごろです。
「レイキャビクの父」と呼ばれるスクーリ・マグヌソン(Skúli Magnússon)が羊毛工房を設立したのをきっかけに、集落が形成されました。
羊毛産業によってレイキャビクは大きく発展し、1786年にはレイキャビクが公式に町として認定されました。
今日に至るまで、レイキャビクは発展を続けています。
レイキャビクのおすすめ観光スポット10選
レイキャビクに訪れたら行きたい観光スポットは、以下のとおりです。
- ハットルグリムス
- ハルパ
- アルシング
- チョルトニン
- アイスランド国立博物館
- ペルトラン
- サンボイジャー
- ロイガルダルスロイグ
- コーラポルディズ
- ノイトホゥルスヴィークビーチ
ハットルグリムス
ハットルグリムス(Hallgrímskirkja)は、レイキャビクの中心地にある教会です。
アイスランドで最大の教会で、高さは74.5mあります。
ハットルグリムスは小高い丘の上に位置するため、レイキャビク市内のさまざまなところから建物が見えます。
建物の特徴である翼のような曲線のデザインは、玄武岩の円柱・山々・氷河などを表しているそうです。
教会の上には展望台があり、レイキャビク全体を見渡せます。
レイキャビクを訪れたら、ハットルグリムス教会は外せない観光スポットです。
ハルパ
ハルパ(Harpa)は、レイキャビクの海岸沿いにあるコンサートホールです。
建物の色付きのガラスは玄武岩をインスピレーションにしており、1万枚以上のガラスを使用しています。
ハルパでは年間を通してイベントやコンサートが行われており、アイスランド交響楽団やアイスランドオペラの本拠地です。
建物の一部は無料で入場が可能で、レストランやギフトショップなどが併設されています。
ハルパではガイドツアーが定期的に行われており、ホール内や舞台裏などの見学が可能です。
特徴的な外観の建築物は、多くの観光客が訪れるスポットです。
アルシング
アルシング(Althing)は、アイスランドの国会議事堂です。
930年に現在のシンクヴェトリル国立公園があったところにアルシングは設立されました。
世界最古の議会で、レイキャビクに移されたのは1881年です。
アルシングの内部は一般公開されていませんが、建物を見るだけでも価値はあります。
建物の外観で特徴的なのが、北側の屋根にあるデンマーク王のクリスチャン9世の王冠と紋章です。
また、2階の窓には、アイスランドの国章にもある4体の守護霊(雄牛・巨人・ハゲタカ・ドラゴン)のレリーフが描かれています。
アルシングはオイストゥルヴォットルル広場にあり、レイキャビクの中心地にあるためアクセスしやすいです。
チョルトニン
チョルトニン(Tjörnin)は、レイキャビクの中心地にある湖です。
湖にはカモ・ハクチョウ・カメモなど約40種類の水鳥が生息しており、バードウォッチングが可能です。
冬には湖が凍結し、アイススケートやアイスホッケーをする場所でもあります。
チョルトニン湖のすぐ近くには、レイキャビク市庁舎やカフェが併設された劇場などがあります。
湖の周りを散歩して、ゆったりと時間を過ごすのもよいでしょう。
アイスランド国立博物館
アイスランド国立博物館(National Museum of Iceland)は、アイスランドの歴史や文化を知ることができる施設です。
博物館は1863年に設立され、ヴァイキングが入植してきた時代から、現代に至るまでアイスランドの歴史がわかります。
アイスランド国立博物館には、国内で発見された約2,000点の遺物が常設展示されています。
所蔵品の中で有名なのは、彫刻が施された扉の「Valþjófsstaður door」です。
一説には西暦1200年ごろに作られた扉で、円形の彫刻には騎士がドラゴンを倒してライオンを解放するという物語が描かれています。
また、博物館にはカフェやミュージアムが併設されており、立ち寄るのもおすすめです。
アイスランド国立博物館はレイキャビクの中心地に位置し、チョルトニン湖のすぐ近くにあります。
ペルトラン
ペルトラン(Perlan)は、レイキャビクの中心地から離れた丘の上にある自然史博物館です。
博物館の特徴の一つが円形のガラスドームで、ドームはゆっくりと回転しています。
ペルトランには、人工で作られた氷の洞窟や氷河の展示、8Kで投影されたオーロラのプラネタリウムなどがあります。
ドームの周りには展望台があり、レイキャビク市内や周辺地域の景色を360度見渡すことが可能です。
ほかにも、博物館にはレストラン・カフェ・バー・アイスクリームパーラー・ギフトショップなどが併設されています。
レイキャビクの中心地からペルトランまでは、徒歩で約30分かかります。
ペルトランの近くにはバス停があり、市営バスの13番と18番を利用するとアクセスが可能です。
サンボイジャー
サンボイジャー(Sun Voyager)は、レイキャビクの海岸沿いにある彫刻作品です。
「太陽の航海者」を意味し、ヴァイキング船の形をしていますが、実際には夢の船であり太陽の頌歌(しょうか)です。
未知の領域への期待・希望・進歩・自由の夢などを象徴しています。
作者は彫刻家でレイキャビク出身のヨン・グンナー・アルナソン(Jón Gunnar Árnason)です。
彫刻の背景にはファクサ湾とエシャン山があり、美しい光景が広がっています。
サン・ボイジャーはハルパの徒歩圏内に位置しているので、併せて立ち寄るとよいでしょう。
ロイガルダルスロイグ
ロイガルダルスロイグ(Laugardalslaug)は、レイキャビクで最大のプール施設です。
プールの種類はさまざまで、50mプール・子供用プール・ホットタブ・温水プール・冷水プールなどです。
ほかにも、ウォータースライダー・スチームバス・ジムなどもあり、設備は充実しています。
ロイガルダルスロイグは地元の方や観光客にも楽しめる施設で、子供連れの方も楽しめます。
コーラポルディズ
コーラポルディズ(Kolaportið)は、レイキャビクの中心部にあるアイスランド最大のフリーマーケットです。
フリーマーケットは毎週土日に開催され、雑貨・服・CD/レコード・本・食品などさまざまなものが売られています。
また、アイスランドのセーターであるロパペイサを販売していることがあり、安く入手できます。
コーラポルディズは、ユニークなお土産を探している方におすすめの場所です。
なお、一部の店舗では支払いが現金のみのところもあります。
現金を用意しておくか、建物の中にあるATMを利用しましょう。
ノイトホゥルスヴィークビーチ
ノイトホゥルスヴィークビーチ(Nauthólsvík Beach)は、レイキャビクにある人工の地熱ビーチです。
地元の方や観光客が多く訪れるスポットで、年間で約53万人が訪れています。
地熱ビーチには、更衣室・シャワー・スチームバス・ホットタブなどの設備が完備されています。
ビーチの平均水温は、夏で15℃~19℃、冬は0℃以下です。
夏でも海水温は冷たいので、ビーチの近くにある地熱プールで温まるとよいでしょう。
ノイトホゥルスヴィークビーチの入場は有料です。
レイキャビクでやりたいこと
観光でレイキャビクに訪れたらやりたいことを提案します。
- レストラン・カフェで食事を楽しむ
- オールドハーバーを散策する
- 買い物をする・お土産を探す
- 博物館で歴史を学ぶ
- 美術館・アートギャラリーを巡る
- 野外彫刻・ストリートアートを見つける
- 夜はバーに出かけてお酒を飲む
レストラン・カフェで食事を楽しむ
海外旅行の楽しみの一つが食事です。
レイキャビクにはレストランやカフェなどの飲食店が多くあり、一部を以下にまとめました。
名称 | 概要 |
---|---|
レイキャビクロースターズ(Reykjavik Roasters) | 国内のバリスタ大会で優勝経験のある人物が運営するコーヒーショップ 市内に3店舗ある |
モッカ・カッフィ(Mokka Kaffi) | 1958年に創業した老舗カフェ 大きなワッフルが人気 |
バイヤリンス・ベストゥ・(Bæjarins Beztu Pylsur) | ホットドックを提供するお店 羊・豚・牛を独自にブレンド |
ブロイズ・オグ・コー(Brauð & Co) | シナモンロールをはじめ、さまざまな種類のパンがあるベーカリー カラフルな建物が特徴的 |
サンドホルト(Sandholt) | 100年以上の歴史がある老舗ベーカリー 店内で食べることができ、朝食やランチメニューもある |
カフィヴァグニン(Kaffivagninn) | 1935年創業の老舗レストラン 伝統的なアイスランド料理を味わえる 改装で一時閉店中 |
ほかにも、1ヵ所の場所に複数の飲食店が集まったフードホールで食事を楽しむのもおすすめです。
レイキャビクにあるフードホールは以下になります。
名称 | 概要 |
---|---|
フレンムル・マトォル(Hlemmur Mathöll) | レイキャビク初のフードホールで街の中心部にある イタリア料理・アメリカ料理・ベトナム料理・アイスランド料理などさまざま |
グランディ・マトォル(Grandi Mathöll) | 旧港地区にあるフードホール インドネシア料理・韓国料理・アイスランド料理から、ハンバーガー・ピザ・魚料理などさまざま |
ボルグ29・マトォル(Borg29 Mathöll) | 7つのレストランが入ったフードホール ピザ・寿司・ハンバーガー・ドーナツなどさまざまな料理がある |
アイスランド料理をはじめ、さまざまな国の料理を楽しみたい方は、フードホールへ行きましょう。
オールドハーバーを散策する
レイキャビクのオールドハーバー(旧港)は、観光客に人気のエリアです。
港の近くにはレストラン・カフェ・ショップ・博物館・美術館などがあり、散策するのもおすすめです。
また、ホエールウォッチング・バードウォッチング・オーロラのツアーが出港する場所でもあります。
オールドハーバーは街の中心地の付近にあり、アクセスしやすいのもポイントです。
買い物をする・お土産を探す
レイキャビクで買い物をしたり、お土産を探したりしましょう。
レイキャビクの中心部にある主なショッピング通りは、以下になります。
- ロイガヴェーグル(Laugavegur)
- バンカストライティ(Bankastræti)
- スコゥラヴェルズスティーグル(Skolavordustigur)
特にロイガヴェーグルはショッピングのメインストリートであり、ブティックやデザインストア、カフェなどが多く並んでいます。
ほかにも、クリングラン(Kringlan)はレイキャビクで最大のショッピングモールで、買い物やお土産探しにおすすめの場所です。
博物館で歴史を学ぶ
アイスランドの歴史を学びたい方は、博物館を訪れましょう。
前述のアイスランド国立博物館とペルトランを除く、レイキャビクにある主な博物館を以下にまとめました。
名称 | 概要 |
---|---|
アゥルバイル野外博物館(Árbær Open Air Museum) | 建物が20以上ある博物館 レイキャビクの昔の生活様式・建築様式・ライフスタイルなどがわかる |
サガ博物館(Saga Museum) | ヴァイキングなどアイスランドの歴史を知れる博物館 |
レイキャビク海洋博物館(Reykjavík Maritime Museum) | アイスランドの漁業の歴史を知れる博物館 |
アイスランドのクジラ(Whales of Iceland) | クジラの生態を知れる自然史博物館 大型模型や標本の展示がある |
アダルストラエティ10(Aðalstræti 10) | レイキャビクの街がどのように発展したのかを知れる博物館 |
オーロラレイキャビク(Aurora Reykjavik) | オーロラの展示をする博物館 |
アイスランドパンク博物館(The Icelandic Punk Museum) | アイスランドのパンクの歴史を知れる博物館 使われなくなった公衆トイレを活用している |
アイスランドペニス博物館(Icelandic Phallological Museum) | 動物の陰茎を展示する博物館 |
特徴的な博物館が多いので、気になった方は訪れるとよいでしょう。
美術館・アートギャラリーを巡る
美術館やアートギャラリーを巡るのもおすすめです。
レイキャビクにある主な美術館・アートギャラリーを以下にまとめました。
名称 | 概要 |
---|---|
アイスランド国立美術館(National Gallery of Iceland) | 19世紀・20世紀のアイスランドの美術コレクションが中心 国内外の作品も展示している |
ハプナルフース(Hafnarhús) | 現代アーティストの作品が展示されている美術館 レイキャビク美術館の一つ |
キャルヴァルスタージル(Kjarvalsstaðir) | 画家ヨハネス・スヴェインソン・キャルヴァルの作品が展示された美術館 レイキャビク美術館の一つ |
エイナル・ヨーンソン彫刻美術館(The Einar Jónsson Sculpture Museum) | 彫刻家エイナル・ヨーンソンの作品が展示する野外美術館 入場は無料 |
レイキャビク写真美術館(Reykjavík Museum of Photography) | 1860年ごろから現在に至るまでの写真アーカイブを保存・展示した美術館 |
i8ギャラリー(i8 Gallery) | 現代アートの作品を展示しているギャラリー |
美術館ではショップが併設されていることがあるので、お土産探しで立ち寄るのもよいでしょう。
野外彫刻・ストリートアートを見つける
レイキャビクの各地には野外彫刻やストリートアートがあり、町を散策しながら見つけるのもおすすめです。
前述のサン・ボイジャーを除く、レイキャビクで見ておきたい野外彫刻は以下になります。
名称 | 概要 |
---|---|
レイフ・エリクソン像(Statue of Leif Erikson) | アイスランド出身の探検家の像 ハットルグリムス教会の目の前にある |
無名の官僚(The Unknown Bureaucrat) | 上半身は玄武岩の塊、下半身はブリーフケースを持った男性の像 チョルトニン湖の目の前にある |
アスムンダルサフン(Ásmundarsafn) | 彫刻家アスムンドゥル・スヴェインソンの作品が展示された美術館 レイキャビク美術館の一つ |
インゴールヴル・アルナルソン(Ingólfr Arnarson) | アイスランドで最初の入植者の像 街の中心部にある丘の上にある |
また、レイキャビクのさまざまな場所の建物にストリートアートの壁画があります。
ストリートアートの作品は、新しく登場したり消えたりしているので、街歩きのときに探すとよいでしょう。
夜はバーに出かけてお酒を飲む
お酒が好きな方は、夜にバーへ出かけるのもおすすめです。
レイキャビクにはさまざまなバーがありますが、主要なのは以下になります。
名称 | 概要 |
---|---|
カルディ・バー(Kaldi Bar) | ビールの醸造もしているお店 アイスランド産ビールやカクテルなどがある |
ウルストファ(Ölstofa) | ビールの品揃えが豊富なバー 座りながら落ち着いて話ができる |
カフィバリン(Kaffibarinn) | ビールやカクテルなどを提供するお店 昼はカフェだが、夜はバーでDJによる音楽を楽しめる |
マイクロバー(Microbar) | 地元の醸造所が運営するバー 国内外のビールを多く取り揃えている |
なお、アイスランドではお酒に高い税率がかかっているため、料金は日本よりも高めの傾向です。
お酒代をできるだけ安くしたい方は、ハッピーアワーの時間帯を狙いましょう。
ハッピーアワーの時間はお店によって異なりますが、18時から19時で終了するところが多いです。
レイキャビク観光の1日モデルコース
観光でレイキャビクを訪れたときのモデルコースを提案します。
今回は1日のコースを想定しています。
- 8:00サンドホルトで朝食お店は、ロイガヴェーグル通りにあります。
店内で食べてもよいですし、テイクアウトするのもおすすめです。 - 9:00ハットルグリムス教会を観光教会内の内部を見学したり、展望台に行ってレイキャビクの町並みを見たりしましょう。
- 10:00チョルトニン湖を散策バードウォッチングをしたり、湖のすぐ近くにある彫刻「無名の官僚」を見たりします。
湖の近くにはレイキャビク市庁舎があり、建物の中にはアイスランドの巨大な3Dマップが設置されています。 - 11:00アルシングを観光国会議事堂を見に行きましょう。
建物の裏手には庭園があって、一般公開されています。 - 12:00オールドハーバーで昼食レストランやカフェで昼食を取りましょう。
港のすぐ近くにあるフードホールのグランディ・マトォルに行くのもおすすめです。 - 13:00オールドハーバーを散策昼食を済ませたら、オールドハーバーの周辺を散策します。
ブティックやデザインショップもあるので、買い物にもおすすめです。 - 14:00ハルパを観光建物の外観の写真を撮りましょう。
内部から見るガラスもきれいで、写真を撮るのもおすすめです。 - 15:10サン・ボイジャーで写真を撮る彫刻の背景には海と山の美しい光景が広がっているので、写真に収めましょう。
- 15:40アイスを食べて休憩アイスクリームパーラーの「ヴァルディス(Valdís)」へ行きます。
さまざまな種類のフレーバーがあるので、食べて小休憩をしましょう。 - 16:00買い物をするハットルグリムス教会の目の前にある、スコゥラヴェルズスティーグル通りでお土産を探します。
- 17:30ビールで乾杯1日の締めくくりに、ウルストファでビールを飲みましょう。
ウルストファのハッピーアワーは15時から20時のため、安くお酒を飲めます。
レイキャビク観光・旅行に関するよくある質問
レイキャビクの観光・旅行に関して、よくある質問をまとめました。
- レイキャビクの治安は?
- レイキャビクへの行き方は?
- 市内の交通手段は?
- レイキャビクの観光には何日必要ですか?
- レイキャビクに訪れる最適な時期は?
- 英語は通じますか?
- 市内に無料の公衆トイレはありますか?
- レイキャビクの気温は?
- レイキャビクでオーロラは見られますか?
- レイキャビクでおすすめのツアーはありますか?
- 物価が高いレイキャビクで費用を抑えて観光する方法はありますか?
各質問に回答していくので、レイキャビクに訪れる方は参考にしましょう。
レイキャビクの治安は?
レイキャビクを含むアイスランドでは治安が良く、犯罪率は低いです。
ただし、バーやナイトクラブおよびその周辺ではまれにケンカなどが起こります。
また、スリや窃盗などの犯罪も起きているため、注意が必要です。
レイキャビクへの行き方は?
アイスランドの空の玄関口であるケプラヴィーク国際空港から、レイキャビクまでの距離は約50kmです。
ケプラヴィーク国際空港からレイキャビク行きの交通手段には、バスやタクシーなどがあります。
ほかにも、空港内にはレンタカーショップがあり、車を借りてレイキャビクに行く方法もあります。
市内の交通手段は?
レイキャビク市内の主な交通手段は、バス・タクシー・レンタカーなどです。
ただし、レイキャビクはコンパクトなところなので、街の中心部やその周辺であれば徒歩で回れます。
また、電動スクーターや自転車をレンタルしてレイキャビク市内を回るのもよいでしょう。
なお、タクシーは料金が比較的高く、レンタカーは街の中心部で駐車するところが少ないのでおすすめできません。
レイキャビクの観光には何日必要ですか?
レイキャビク市内を観光するなら最短でも1日、できれば2日から3日あると十分に楽しめます。
1日の滞在であれば、市内のダウンタウンを中心に観光するとよいでしょう。
2日間から3日間の滞在であれば、市内の観光に加えてゴールデンサークルやホエールウォッチングなど日帰りのツアーに参加できます。
レイキャビクに訪れる最適な時期は?
レイキャビクはいつ訪れてもおすすめですが、夏(6月~8月)は外国人観光客が多く訪れる時期です。
夏は気温が暖かく、レイキャビク市内を快適に観光できます。
5月から8月は日照時間が長い「白夜」の現象が起きるため、観光できるチャンスが多いです。
一方、12月の冬はクリスマスシーズンで、街にはイルミネーションが飾られたり、クリスマスマーケットが開催されたりします。
年末年始には、レイキャビク市内のさまざまな場所で花火が打ち上がります。
英語は通じますか?
アイスランドでは英語をしゃべれる方が多く、通じることがほとんどです。
公用語はアイスランド語ですが、第二言語が英語のため流ちょうに話せます。
なお、一部のレストランやカフェでは、英語のメニューがあります。
メニューがアイスランド語であれば、スマホで翻訳するか店員に英語で聞きましょう。
市内に無料の公衆トイレはありますか?
レイキャビク市内に公衆トイレはありますが、多くは有料になります。
料金の相場は200 ISKで、主な支払い方法は現金やクレジットカードです。
無料の公衆トイレがあるところは、レイキャビク市役所や博物館などです。
カフェ・レストラン・ガソリンスタンドでも無料でトイレを利用できますが、何か商品を購入して利用するとよいでしょう。
レイキャビクの気温は?
レイキャビクの気温は、以下のとおりです。
月 | 平均気温 | 最低気温 | 最高気温 |
---|---|---|---|
1月 | -0.5 | -3.0 | 1.9 |
2月 | 0.4 | -2.1 | 2.8 |
3月 | 0.5 | -2.0 | 3.2 |
4月 | 2.9 | 0.4 | 5.7 |
5月 | 6.3 | 3.6 | 9.4 |
6月 | 9.0 | 6.7 | 11.7 |
7月 | 10.6 | 8.3 | 13.3 |
8月 | 10.3 | 7.9 | 13.0 |
9月 | 7.4 | 5.0 | 10.1 |
10月 | 4.4 | 2.2 | 6.8 |
11月 | 1.1 | -1.3 | 3.4 |
12月 | -0.2 | -2.8 | 2.2 |
※参考:Icelandic Meteorological office
アイスランドは高緯度ながら比較的温暖です。
天候が変わりやすくて風が強い日も多いため、服装は体温調節がしやすい重ね着をおすすめします。
レイキャビクでオーロラは見られますか?
レイキャビク市内でオーロラを見られる可能性はあります。
ただし、光害の影響を考えると、オーロラ観測に適した環境ではありません。
レイキャビクでオーロラ観測をするには、街灯が少ない場所、またはレイキャビク発のオーロラツアーに参加しましょう。
レイキャビクでおすすめの現地ツアーはありますか?
レイキャビク市内で行われる現地ツアーや、レイキャビク発の日帰り現地ツアーのおすすめは、以下のとおりです。
ツアー | 概要 |
---|---|
フードウォーキングツアー | レイキャビクの飲食店を回るツアー |
ウォーキングツアー | 市内を歩くツアー アイスランドの文化や歴史、町の発展などをガイドが解説 |
ゴールデンサークルツアー | アイスランド南西部の人気観光ルートを回るツアー |
オーロラツアー | 地上だけでなく、船でオーロラ観測できるツアーもある |
ホエールウォッチングツアー | 船でクジラやイルカなどを観察するツアー レイキャビクの旧港から出港 |
バードウォッチングツアー | 船で海鳥のパフィンを観察するツアー レイキャビクの旧港から出港 |
上記のツアーは、旅行会社のGuide to Icelandで取り扱っているものを紹介しています。
物価が高いレイキャビクで費用を抑えて観光する方法はありますか?
レイキャビクに限らず、アイスランドの物価は日本よりも高めです。
旅行費用を抑える方法の一つで有効なのは、レイキャビク・シティカードの利用です。
レイキャビク・シティカードは、レイキャビク市内の博物館・美術館・プールなどが無料で入場できます。
さらに、レイキャビクの首都圏を走るバスが乗り放題です。
ほかにも、ツアー・ショップ・サービスの割引を受けられるお得なカードです。
レイキャビク・シティカードは3種類(24時間・48時間・72時間)あり、市内のさまざまな場所で販売されています。
Webサイトでシティカードを購入して、現地で受け取ることも可能です。
日本語対応のWebサイト「Guide to Iceland」では、レイキャビク・シティカード(24時間・48時間・72時間)を取り扱っています。
レイキャビク周辺のおすすめ観光スポット
レイキャビクの周辺にある、おすすめの観光スポットを紹介します。
- ゴールデンサークル
- ブルーラグーン
- スカイラグーン
- グロッタ
紹介する観光スポットはレイキャビクから日帰りで行けるので、旅行計画の参考にしてください。
ゴールデンサークル
ゴールデンサークル(Golden Circle)は、アイスランドの人気観光ルートです。
レイキャビクからアクセスしやすく、日帰りで回ることができます。
ゴールデンサークルで有名な観光スポットを、以下にまとめました。
名称 | 概要 |
---|---|
シンクヴェトリル(Thingvellir) | 世界文化遺産に登録されている国立公園 地球のプレートが地上で見られる珍しい場所 |
ゲイシール(Geysir) | ハウカダルールという渓谷にある有名な間欠泉 休眠状態で活動はあまりしていない |
ストロックル(Strokkur) | ハウカダルールにある間欠泉 活動は活発で、高さ最大40mの熱湯が地上に噴出 |
グトルフォス(Gullfoss) | 規模の大きな滝 滝は2段になっている |
レイキャビクからは、ゴールデンサークルのバスツアーが1年を通して開催されています。
ブルーラグーン
ブルーラグーン(Blue Lagoon)は、アイスランド南西部のレイキャネス半島にある地熱温泉です。
アイスランドで人気の温泉施設で、世界中から観光客が訪れています。
施設にはサッカーコート1面分よりも広い露天温水プールがあり、水の色はミルキーブルーです。
水は、地熱で温まった海水と淡水が混ざりあってできています。
シリカ・藻類・ミネラルなどが含まれているため、乾癬(かんせん)など皮膚疾患に良い効果が期待されています。
露天温水プール以外にもサウナやスパがあり、目的に応じて利用するとよいでしょう。
レイキャビクからブルーラグーンまでは約50kmの距離があり、バスは定期運行しています。
スカイラグーン
スカイラグーン(Sky Lagoon)は、2021年にオープンした地熱温泉です。
地熱のインフィニティプールでは、北大西洋の美しい光景が広がっています。
また、スカイラグーンではリチュアル(Ritual)と呼ばれる心身ともにリラックスできる儀式があります。
儀式のステップは7つあり、内容は以下のとおりです。
7ステップ | 概要 |
---|---|
1.Laug | ラグーンに入浴する |
2.Kuldi | 冷たいプールに入ってクールダウン |
3.Ylur | 海の景色が見れるサウナに入る |
4.Súld | 冷たいミストを浴びる |
5.Mýkt | ボディスクラブで肌を滑らかにする |
6.Gufa | スチームルームに入る |
7.Saft | 健康的なジュースをいただいて、ラグーンに戻る |
日常を忘れてリフレッシュしたい方は、スカイラグーンへ行きましょう。
スカイラグーンがあるのはコーパヴォグル(Kópavogur)という町で、レイキャビクの隣にあります。
レイキャビクの中心部からスカイラグーンまで車で約10分で、市営バスやシャトルバスでアクセスが可能です。
グロッタ
グロッタ(Grótta)は、レイキャビクの郊外にある自然保護区です。
自然保護区に指定されたのは1974年で、鳥類が多く生息しているためバードウォッチングに適しています。
グロッタには灯台があって、干潮時には徒歩で近くまで行くことが可能です。
光害の影響が少ないためオーロラ観測に適した場所の一つで、レイキャビク周辺でも人気の場所です。
レイキャビクの中心部からグロッタへは、車で約10分ほどかかります。
なお、鳥類の繁殖シーズンである5月1日から7月15日の期間中は、グロッタへのアクセスはできません。
【まとめ】レイキャビクは魅力が詰まったところ
レイキャビクの観光について解説しました。
今回紹介した観光スポット10選の場所は、以下のとおりです。
レイキャビクを訪れたら、食事や買い物・お土産探しをして観光を満喫しましょう。
ほかにも、オールドハーバーを散策したり、博物館・美術館・アートギャラリーを巡ったりするのもおすすめです。
お酒好きの方は、夜にバーに出かけるのもよいでしょう。
アイスランドの大自然を目的に観光で訪れる方も多いと思いますが、レイキャビクは見どころがたくさんあるところです。
レイキャビクの観光を含めて、旅行計画を立てることをおすすめします。
